月刊秘伝2023年4月号
特集 不争不敗の武術「実戦の極意」とは!?
達人・植芝盛平の大いなる遺産
「負けない」合気道!
◎序章 清水豊(煉丹修道 両儀堂)
植芝盛平の実戦極意
◎第1章 飯田イチロオ(成城合気道クラブ)
開祖の言葉を実践する
◎第2章 太田孝一(合気道川越道場)
生き残るための合気道
◎第3章 佐藤忠之(日本合気道協会)
富木合気道の実戦哲学
◎第4章 白川竜次(合気道神武錬成塾)
“負けない”柔軟な発想力
……
今夏(2020年)、NHKでドラマ化され、好評を博した「ディア・ペイシェント」の原作者、作家で医師の南杏子先生と、システマ東京代表・北川貴英師の対談が実現。 南先生自らも実践者であり、作中にも登場して、重要な役割を果たす […]
ついにベールを脱いだ「魂合氣」の世界。 本誌2017年12月号において、カタカムナ文明との関わりとともに、 大野朝行師による「魂合氣の術」の一端を紹介した。 今回の取材では、さらに詳しく、その術の世界を示し、 なぜ、その […]
「体軸=地面から垂直に伸びる一本の棒」というイメージを持っている方は多いだろう。しかし、本特集第二章にご登場頂く広沢成山師は、体軸とは骨の「支え」と筋肉の「重さ」によって実現するものであり、決まった形はないと説く。必要な […]
とかく、破壊的なイメージでみられがちな空手の一撃。 しかし、空手本来の“突き”とは、けっして力任せの剛術にとどまるものではなかった! 空手の歴史において伝えられる、数々の伝説の中でもその技術の奥深さを思わせる「裏当て」の […]
北海道の地より、独自の武術理論を発信し、各界より注目を集める吉田始史師範が今回紹介するのは、武術の根幹を成す「軸」を身体に構築するためのオリジナルメソッドだ。 「意識して繰り返すだけで誰でも出来るようになる」 そう吉田師 […]
毎年ゴールデンウィークに行われてきた呉氏開門八極拳の講習会は、昨年2020年はコロナ禍のため中止となった。 今年も呉連枝老師の来日は叶わなかったが、八極拳八世伝人・服部哲也老師を講師として2年ぶりに開催された。 套路「四 […]
合気道七段にして、歴史研究家の顔を持つ飯田イチロオ師は、合気道開祖・植芝盛平翁の言葉を今も徹底的に研究し続けている。 そこにこそ合気道の技の真理があるからだ。 自身が直に受けを取った経験もあるという開祖の言葉と技を掘り下 […]
様々な流派、種類がある太極拳。「その全てに共通する法則がある」と真北斐図師範は説く。 そして、その共通法則は太極拳のみならず、ほかの武術の根底にも通じているという。 特集第一章では、真北師範に、空手家であり、楊式太極拳を […]
生涯を通じて、直向きに〝合気探究〟に生きた佐川幸義という武人がいた──。 合気の無限の可能性を知らしめ、去っていった、この未曾有の達人の示し残した“道”。 それは、師の薫陶を受けた者たちによって、今なお、途切れることなく […]
特集第三章では、岩間師範の武技を支える師の武道哲学、“戦機”を軸としたその戦術論に迫ってみたい。格闘技、華やかなりし頃に世情を賑わした伝説的な三つの試合を題材として、その中に垣間見える戦機を語っていただくことで、これまで […]
通常なら拳脚はもちろん、剣や棒すらも届かない遠い距離。 そこから一瞬にして間合いを消去して接近し、自らの拳を打ち込む。 中達也師範の『追い突き』は、まさに『縮地』である。 本章では、『縮地』を体現するために必要となるいく […]
武術の修行を志す場合、適当な流派の門を叩き教えを請うのが普通である。そこでは、門派独特の理論に基づいて修行が行われ、独特の武術的な身体と技法が醸成されることになる。ここで養成された身体や技法が、独特の間や身体の使い方のも […]
秘伝式“達人の心身調整術”特集。 特集最終章のテーマは「睡眠」。様々な理由で、かなりの割合の人々が充分に満足な睡眠をとれていない現代の日本社会。 しかし、実は江戸時代に、その改善策が示されていた。歴史的な医術書などを通し […]
『五輪書』には、実はかなり具体的な記述がなされている。 よってそれを正確に読み解く事によって、武蔵が求めた身体運動の理は明快に浮かび上がってくるのだ。 その上で、高岡師が突きつける問いは、「武蔵はどこが一番ゆるんでいたか […]
世界的作家・映画監督であるマイケル・クライトン氏は、 西野皓三師の稽古を見てこう言ったという。「He is a living demonstration of his method!(彼は西野流呼吸法の生きた証人だ)」御 […]
肩甲骨、股関節、足の指を働かせる全身が繋がる体づくり 高橋佳三(びわこ成蹊スポーツ大学教授) 特集第一章に登場いただくのは、スポーツバイオメカニクスとともに、古武術の動きをもとに、多くのアスリートへの指導を行ってきた高橋 […]
弱者が強者から、一人が多数から身を護る! 和伝流手裏剣道第二代宗家・山井流柔術拳法第三代宗家 木﨑克彦 手裏剣の技法を磨き、手裏剣をつくり、手裏剣を愛する人々を紹介するシリーズ「手裏剣な人々」。 今回登場いただくのは、和 […]
自他ともに傷つけない覚悟と術理 護道・廣木道心宗家 護道宗家・廣木道心師範が、若かりし日に追い求めたのは、相手を打ち倒す「強さ」であった。 しかし、そういった「強さへの憧れ」は、自分の「弱さ」から生み出され […]
嫡流真伝中国正派拳法が継ぐ「日中融合」の交差法 総合武道研究会 玄武館会長 岡部武央 攻防一体を極めた交差法は、あらゆる武道・武術で研鑽されてきた最高等技術の一つだが、それを流儀の根幹として徹底的に追求した実戦拳法の存在 […]
胴体の3つの動きがもたらす驚異の「身体革命」 飛龍会 「胴体の動きは “伸ばす・縮める” “丸める・反る” “捻る” の三方向のみ」 “ […]
基礎から学ぶ アレキサンダーテクニック! 吉田篤司 「首」の重要性に着目し、心身の高レベルな解放を促すシステムとして支持を集めるアレキサンダーテクニック。 その日本における代表的な術者の一人 吉田篤司氏が、アレキサンダー […]
世界が今、最も注目する若手合気道家を直撃インタビュー! 白川竜次(合気道神武錬成塾) 合気道動画を検索して、白川竜次師範の動画を見たことがない方はまずいまい。 白川師範は美しくダイナミックな演武動画を数多くアップし、その […]
ヨーガ行者たちが語る!「超絶エネルギー」と人生のコントロール 成瀬雅春×アンドレー・ベルヤブ この度、”ヨーガ行者の王”成瀬雅春師と、アメリカにてヨーガと合気道の指導者として活躍するアンドレー・ベ […]
スピードも力も要らない! ただ、相手と同時に動けばいい。 日野晃師範 相手と同時に動くことが出来れば、相手が何をしようが”ゼロ化”出来る。 いかなる攻撃も喰らう事はない。 “予測 […]
小沢隆(空手道禅道会)×村井義治(理心塾)対談 パワーとスピードが真っ向からぶつかり合う”リング”という場はスリリングなものだ。 しかし、齢を重ねるにつれそのパワーとスピードを失ったものは、例外な […]
「重力を活かす」「ぶつからない」「繋がりを捕らえる」 八光流柔術豊和会 広沢成山 「八光流柔術 豊和会」を主宰する広沢成山師範の指導は、武道・武術をやっている人にはもちろん、そうでない人にとっても、とてもわかりやすく、良 […]
武芸として「太極拳を打つ」方法、教えます! 真北斐図の「太極拳における基本・気・本気」 真北斐図 「健康体操」的位置づけがなされがちな簡化24式太極拳にあって、それを「武術的に打つ(練る)には!?」 長年、太極拳を研鑽、 […]
和道流柔術拳法・大塚博紀(二代) 現代空手界で四代流派に数えられる和道流空手道・柔術拳法。 本土の伝統武術、とりわけ古流柔術の理合を空手術に融合させたことで知られる同流の影にある「柔術」の姿とは? DVD『和道流空手道【 […]
誰でも合気を体現し得る養成法!? 執筆:倉部誠(至誠堂) 本誌シリーズ連載「欧州日本武術事情」でお馴染みの倉部誠師範が開眼し、欧州の合気道家たちに新風を巻き起こしているという「合気術」。 その個性的な養成法は、言わば「他 […]
心身の好循環をつくる! イップス研究所所長・河野昭典 スポーツなどで、それまで出来ていた動きが急に出来なくなってしまう「イップス」。 精神的な問題から、脳、そして体へと影響が及び、運動障害として顕在化するこの症状は、 い […]
ブルース・リー師父 最晩年の“トレーニング・パートナー” テッド・ウォン師父来日セミナー ブルース・リー師父最晩年のトレーニング・パートナーとして知られるジョンファン・ジークンドー伝承者テッド・ウォン師父。 この度、ウォ […]
全ての技の源泉 チンチク・ガマクの養成 沖縄空手道拳法会静岡県支部 剛琉館 特集第1章では、沖縄伝統の身体作りを今に伝える、沖縄空手道拳法会静岡県支部長である佐藤哲治師範に、「剛柔流拳法」を名乗った初期の剛柔流から連綿と […]
春日野部屋の稽古を見る&関脇・栃煌山に聞く 春日野部屋 栃煌山関 大相撲の力士は間違いなく強い。 そう確信させられる現場だった。 ただの根性論ではない、ほんの少しでも限界の先に行くための、そして、その先においても、自身の […]
“浮き”を練り、“起こり”を消す! 金山孝之(金山剣術稽古会) 古流剣術を通じ「起こりを消す」、「居着かない」剣理を追及し、現代社会に活かす試みをされている金山孝之師。 今回は、金山師が武術の道に進むまでの道程と、数多く […]
中山隆嗣の“武道に活かす整体の智恵” 中山隆嗣(国際千唐流空手道連盟直真塾) “中心軸”という概念は、今や武術における常識的な身体操作のコツの一つだろう。 しかし、中心軸というと、概ね身体における […]
“たった4法”に集約された股関節再生メソッドとは? 真向法協会 たった4つの動作の実践で股関節が柔軟になる。 それもものの数分という簡単なメニューでだ。 全国に数多くの実践者を擁す(社)真向法協会を取材させていただいて見 […]
システマ創始者セミナー in 大阪 by ミカエル&ダニールリャブコ システマ 【リャブコ・システマ ニュースクール ワールドプレミア】 特別記事後半にお送りするのは、2014年3月21日〜23日の3日間にわたり、大阪で […]
武士の時代から受け継がれる伝統療法の知恵 小口昭宣 島津兼治 平直行 先月号に引き続き、古式腱引き療法を受け継ぎ普及にも努める小口昭宣先生、柳生心眼流竹翁舎主宰者にして武術療法を伝承する島津兼治先生、格闘家から伝統武術の […]
その歴史と技法の要諦に迫る! 和道流空手道連盟 和道流を創始した初代宗家 大塚博紀は、様々な古武術の柔術流派を学んだのち、富名腰(船越)義珍の指導を受け、本部朝基、摩文仁賢和との技術交流の機会を持つ。 そこに、剣術の体捌 […]
特別対談 パントマイムと武術 JIDAI×湯川進太郎 マイムアーティストとして様々な舞台で活躍されるJIDAI氏と、学生時代はパントマイミストとしてパフォーマンスを行っていたという、本誌連載でもお馴染み湯川進太郎氏の対談 […]
日本刀最高峰たる古刀の謎を求めて 大村紀征 世界に誇る”日本刀”とはいかなるものなのか? 最高峰とされる「古刀」の謎、それは”武器としての日本刀”の探求無くしては、解明でき […]
あだ名を持つ者は、格好よい……。 ましてやその名が闘う精神を現しているとしたら、武を目指す者みな、どこか憧れてしまうものではないだろうか! 剛柔流創始者の宮城長順師範とその一番弟子・比嘉世幸師範に […]
「合気」だけが大東流にあらず! “実戦的柔術技法群”に注目!! 大東流合気武道・石橋義久 武田時宗師がまとめ上げた「百十八箇条」という技法体系。 それは、間違いなく史上に残る”偉業”だった。 「一 […]
中国武術から知る空手の練功法と技法 国際武道連盟 極真空手 清武会 西田幸夫 極真空手家・西田幸夫師範が追求し続ける”いつまでも武術として使える空手”。 今回は、統一体を創る三戦のルーツと、その体 […]
空手の聖地で名を馳せる実戦中国武術 天行健中国武術館 宮平保 今や世界中に普及した空手にとって唯一無二の聖地であり、総本山である沖縄。 そんな空手の大本場で、”実戦”中国武術の御旗を掲げる――それ […]
凛として舞うがごとき──多彩なる女子武道の花形 天道流薙刀術 代十七代宗家 木村恭子 女子武道の花形「なぎなた」。 その源流と呼べる一流儀が天道流薙刀術である。 “華麗なる円転の動き”がイメージさ […]
格闘技から“武”を通じた身体の深奥へ 平直行(サムライメソッドやわらぎ) 平直行ーーその名は日本の格闘技シーンの重要な転換期で、不思議な縁に導かれるように必ず存在してきた。 シュートボクシング、Kー1、グレイシー柔術、総 […]
“そこに居て、そこに居ない”捉えがたい軸のせめぎ合い 日本徳洋太極研修院代表 安田洋介 太極拳の太極拳たる所以とは、いかなるものだろう。 人それぞれの意見はあるだろうが、相手を柔らかくいなして一瞬の内に地へ這わせる妙技に […]
日本古来の姿勢、歩き方、呼吸が 「むすび」の合気を可能にする! 魂合氣研究会 大野朝行 今から数万年前(上古代)の日本で発祥した日本文化のルーツ「カタカムナ」文明。 カタカムナが伝える「マノスベ」(体で感受し、それに従っ […]
本土空手 沖縄空手「双つの伝統が共に目指す、“空手の明日”とは!?」 中達也(日本空手協会)×八木明人(国際明武舘剛柔流空手道連盟) 沖縄を発祥の地とする空手は今、2020年の東京オリンピックに向けて、かつてない注目を集 […]
“動けることで痛みが解消される”「一手即改善」の活法から生まれた鍼術 活法研究会・栗原誠 現代に武術由来の活法を甦らせる碓井流活法。 その魅力を伝える活法研究会の中で編み出された新しい鍼術「整動鍼(古武術鍼術)」。 従来 […]
武蔵が遺した剣術 春風館道場(柳生新陰流・円明流・尾張還貫流) 現代に遺る武蔵の剣術流儀「円明流」。 そこには武蔵の理念すべてが実在的に詰め込まれている。 本特集の最後は、春風館関東支部の赤羽根龍夫師範に”観 […]
臨機応変、常時稼働! 深井信悟 大凡、太極拳ほどわかりにくい武術もないのではなかろうか? 戦闘術としても、鍛錬法としても、一見しただけでは、何を目的としているのかすらがそもそもわかりにくい。 わかりにくいのだが、熟練者の […]
積み重ねられてきた武術的身体 振武館 黒田鉄山 現在、振武舘は第十五代宗家・黒田鉄山師範が館長を務め、東京、埼玉、関西などで稽古が行われている。 この章では、その振武舘において伝えられてきた五つの武術の来歴とともに、各武 […]
“一大事なら身体は動く!” 進んで身体が機能する本質的手段 YSPC 渡邊康人 YSPC──ヤッシーズ・セルフ・プロテクション・コンセプト、あるいはヤッシーズ・シークレット・プリンシプルス・オブ・コンバットの頭文字からな […]
重力質量が運動エネルギーを倍加! 世界武道空手連盟 柳川道場 柳川昌弘 人は与えられた能力の数パーセントしか活用できていないというのは何も”脳”に限った話ではない。 身体運動にも当てはまってしまう […]
第57回日本泳法大会 2012年8月18日(土)〜19日(日)、横浜国際プールにおいて「第57回日本泳法大会」が開催された。日本で培われた伝統の泳法が一堂に会するこの大会。自然の川、海でその用途、目的に合わせて様々に発達 […]
八光流柔術技法の“原理”に迫る! 八光流柔術 奥山龍峰宗家 “指一本で” これはまったく誇張表現ではない。 労せず、無駄な動きをせず瞬間的に極めてしまう”奇跡”のような技法 […]
岩間神信合氣修練会 齊藤安洸 岩間神信合氣修練会 合気道開祖、植芝盛平翁の薫陶を受け、岩間の地で合氣の真髄を守った故・齊藤守弘師範。 その孫として生を受け、父、齊藤仁平塾長のもと、岩間神信合氣修練会の次代を担う齊藤安洸師 […]
タイムスケールを変動させる、凄まじき空手の“魔力” 瞬撃手・横山和正 “もしかしたら、これまでは何も見えてなかったのかもしれない” 横山師範の取材はこれまで何度も行ってきたが、今回の取材をおえてみ […]
波形リングが生み出す体幹部への連動性 牧直弘 身体調整やフィットネス系身体運動などでも、「螺旋」の動きを多く見ることができる。 ここでは、主に螺旋の動きで身体深部の筋肉を伸ばし、鍛えるというフィットネス業界の新アイテム「 […]
固まらないための四つの要訣 啓進会 これは革命的な提示かもしれない。 東京慈恵会医科大学弓道部OBを中心とした研究グループ「啓進会」が、弓道唯一の型である「射法八節」を中心とした修練・教伝体系は「形の矯正にとらわれるあま […]
“市井の人が挑む” 幻の技法の再現 空気投げ研究家 田島大義 「空気投げ」 講道館柔道の67本の投技のひとつで、かの三船久蔵十段が考案した技法。 道衣を持った手以外、相手に触れることなく、足も腰も払わずに投げ、「隅落」と […]
合気道のみならず、武器術の「試合化」も実現 武田流中村派合気道・中村久宗家 技の伝承と普及とは、実は相矛盾する性質のものだ。その流派の技術を、一点も変えずに正確に教えるには、どうしても人数を限って教えるほかない。しかしそ […]
ボクシングに活かされる“古式腱引き”の威力 塚本耕司 古流柔術の活法から生まれた幻の療法「古式腱引き」を現代に甦らせた筋整流法(代表:小口昭宣師)。その副代表でもある塚本耕司師が「腱引き」の技術を活かし、所属するボクシン […]
藤原芳秀 中国武術漫画の金字塔『拳児』。 原作・松田隆智、作画・藤原芳秀によって描かれた本格的な中国拳法の世界は、日本の漫画界において、いまだに唯一無二の作品として存在感を示している。 それはこの漫画に松田先生の中国武術 […]
試斬十万本! 松葉一路 刀工名「國正」 松葉一路(國正) “斬鉄剣”小林康宏刀匠の下で学び、現在は、宮崎県日向の地で「武の器」としての日本刀作りに努める松葉國正刀匠。 長年自己所有の竹林で斬ってき […]
特集「空手の命“形”探求」1章 日本空手松涛連盟 香川政夫 現在、オリンピック出場の最有力候補となる全日本ナショナルチームの強化委員会委員長を務める香川政夫師範は、世界空手連盟技術委員会委員長も担う空手界の重鎮。そんな師 […]
小野派一刀流 ギリシア人武道ライター・ミリアレシス氏が古武術流派の”現在”を体験する本シリーズ。好評いただいた第一回の「兵法タイ捨流」に続いて、第二回は、剣術の名流中の名流「小野派一刀流」を体験。 […]
日本柔術特有の関節技法の精緻 合気錬体会 有満庄司 “関節技”といえば、日本の古流柔術こそ、まさに「お家芸」といっても差し支えない、代表的な技法群だ。中でも、複雑怪奇な人体オブジェのごとき固め技を […]
近藤孝洋×松原秀樹 2017年7月、近藤孝洋師が月刊秘伝で連載していた『武術極意の深ぁ〜い話』が書籍化された。 その近藤師と、これまた月刊秘伝において長く連載を執筆していた松原秀樹師とによる対談が2014年2月号に掲載さ […]
錦戸無光(大東流合気柔術 光道) およそ八百年の歴史を持つといわれる大東流合気柔術。その中興の祖、天才武道家として誉れの高い武田惣角師の直弟子である堀川幸道師の最晩年の高弟に、錦戸無光師がいる。師は現在、福岡で大東流合気 […]
吉田篤司(頭蓋仙骨療法士) 「頭蓋骨は動く」という事を知っている人はどれだけいるだろうか? おそらく多くの人は、頭蓋骨を一つの大きな骨の塊と捉え、その可動性も、心身解放においていかに重要なキーポイントとなるかも認識しては […]
真北斐図師範 “鹿猿熊虎鳥”ーー五種類の動物の動きを模した気功法「五禽戯」は、体力強化と健やかな身体作りに有効な中国伝統の健身法である。今回は、太極拳を三十年以上にわたり指導してきた真北斐図老師に […]
“愛魂”を活かした、武術的展開への可能性 空手道拳友会 氣空術 本誌でもおなじみの保江邦夫師が、スペイン人神父より受け継いだという、カトリック修道院で細々と伝えられてきたキリストの活人術=冠光寺眞法。その思想と技術を活か […]
第7回 三度オランダ編 執筆:倉部誠(至誠堂) ヨーロッパにおける日本武術の”今”を伝える倉部誠(至誠堂)師範によるシリーズ「レポート欧州 日本武術事情」。現地で長年、逆手道の指導を行ってきた倉部 […]
「養生・覚醒・鍛錬」メソッド!! 古流・柔の術を使い、心と身体が和らぐ 平直行(サムライメソッドやわらぎ) 格闘家、武術家、施術家として、多方面で活躍する平直行師は、”見えない世界”をつなぎ、古の […]
ファンクショナル・トレーニングとは何か? ファンクショナルトレーニングラボ「クエスト」・岩沢陽介 DVD『7つの最強動作』を刊行したファンクショナルトレーニングラボ「クエスト」の岩沢陽介師。「月刊秘伝」に初登場いただいた […]
全てのスポーツ、身体操作、そして健康につながる土台 日本武道学舎・吉田始史 北海道江別市で武道を基盤とした身体の合理的な使い方を広く指導する日本武道学舎の吉田始史師範。 自身のロングセラー『仙骨姿勢講座』などで発表した体 […]
太極拳練神会 中川二三生師 太極拳練神会 中川二三生 当記事は2007年1月号にて掲載された、太極拳練神会の中川二三生師範の御紹介記事。 我が国の中国武術界ではかなり初期からの師範の一人として数々の大会で好成績を残す一方 […]
北海道大学柔道部の“寝技仙人” 佐々木洋一 元 北海道大学柔道部コーチ 佐々木洋一 秘伝2016年11月号の特集でも、「横三角」を中心に技の深みを実践、紹介している、元北海道大学柔道部コーチ 佐々木洋一氏。 今回アップす […]
特別対談 ミカエル・リャブコ×日野晃 2007年初来日セミナーの際、ミカエル・リャブコ師と日野晃師は会場で偶然出会う。本対談は、それから6年後の2013年、システマの東京セミナー後に両師が再び相見えた時のものである。6年 […]
古流武術に根ざし“身体の自然な状態”を呼び覚ます「活法」の威力 碓井流活法 碓井誠 2016年8月号でも取り上げられている碓井流活法、その本誌初登場の記事をご紹介。古流武術に由来する「活法」を現代に甦らせ、多くの新たな施 […]
サイバー・ヨガ研究所/禅道会ほか 本記事は2014年5月号に掲載された、「脳をトレーニングする」という武術・武道界における新しい試みの御紹介。本誌ではすでにお馴染みとなりつつあるサイバー・ヨガ研究所の辻良史氏をはじめ、東 […]
全日本中国拳法連盟・臼井真琴 八卦掌の動きは、まるで舞踊だ。その優雅な外観から、容赦なく打ち合い、蹴り合う”実戦”を連想できるだろうか? 実際の戦いにおける、八卦掌の具体的戦闘法。それは長い間、神 […]
ヴラディミア・ザイコフスキー氏セミナー システマ ロシアン武術システマ。その技術は無論、全体を貫くコンセプトは取材するたびに深みを増し、新たな姿を我々に見せ続ける。2010年5月に行われたザイコフスキー氏のセミナーは、微 […]
小口昭宣 島津兼治 平直行 2014年4月号にて掲載された伝統療法を今に受け継ぐ三師範によるスペシャル鼎談。日本では近代化の過程で、西洋医学が取り入れられる一方、古くから我が国に伝わってきた伝統療法は衰退の一途を辿った。 […]
「竹内流備中伝」新風館 2016年5月号(4月14日発売)の特集は「日本伝体術の世界ーー柔術」。そのなかで、”柔術の父”として、今なお、誕生の地・岡山の山間深くで錬磨研鑽されている竹内流捕手腰廻を […]
“バランスの芸術”相撲技の静と動 取材協力:立教大学体育会相撲部 2016年2月号の特集は「日本の底力”大相撲”」。月刊秘伝では、2007年12月号においても「蘇る相撲の力」と題して相撲を特集で取 […]
林邦史朗の刀と殺陣 武劇館 林邦史朗 2015年4月号でも、殺陣の奥深い妙技を披露している達人・林邦史朗師範。大河ドラマなどの時代劇において、半世紀以上にわたり殺陣指導を行い、その世界の第一人者として今も活躍し続けている […]
幕末維新の陰に埋もれた、一武術流派の新事実 本記事は「秘伝」2015年7月号に掲載されたもので、先の2016年3月号で「中編」が掲載された企画記事。幕末期、京の治安維持に従事し、昨今とみに有名となった新撰組に対比し、江戸 […]
光輪洞合氣道一元塾・成田新十郎 光輪洞合氣道一元塾の成田新十郎師範が、3月18日に『”円”の合気 修得のキーワード! 稽古日誌に記された短く深いことば』を刊行する。平井稔師範が創始した光輪洞合気道 […]
どの一瞬においても、凄まじい力を発揮できる。それが剣術の身遣い。 新陰流・円明流稽古会(赤羽根龍夫) 古流剣術が求めたのは、刀という極めて限定的にして極限にまで研ぎ澄まされた武器を最大限に活用する方法。その結果編み出され […]
“超実戦”探究! システマNo.2ヴラディミア師来日! システマ 本記事は「秘伝」2009年11月号に掲載された、システマ・ナンバー2としての呼び声も高いヴラディミア・ヴァシリエフ師範の初登場記事。そもそも、この方無くし […]
岡田慎一郎(「古武術介護」提唱者/理学療法士・介護福祉士) そもそも我々が毎日、日常の中で「あたりまえ」に使っているこのカラダ。しかし、その「あたりまえ」の”中身”に意識を向けることがあっただろう […]
阿吽会が伝える自己鍛錬 阿吽会 阿久澤稔 本記事は2011年11月号の巻頭特集「自主鍛練のススメ」の1パートとして初出。国際散打大会などで活躍した実績を持つ阿久澤稔師範率いる阿吽会の特徴的なメソッドを御紹介した。 独自の […]
太極拳に秘められた“起承転結”の呼吸法 真北斐図師範 本記事は2011年8月号において初出の記事。太極拳を長年指導されている真北師範の気づきを、初心者が最初に触れる太極拳として世界的に普及される簡化24式太極拳の動作に擬 […]
国際沖縄剛柔流空手道連盟 主席師範 東恩納盛男 沖縄空手には一見してみて取れる独特の”図太さ”がある。いわば根源的な強さが感じられるのだ。その秘密を東恩納盛男師範に訊く。沖縄剛柔流空手が今に残す、 […]
システマシニアインストラクター マックス・フランツ氏セミナーリポート システマ マックス・フランツ 2015年7月にも来日セミナーを行い、「ストライクの特異性」などについて実演、解説したカナダのシステマトロント本部シニア […]
松田隆智 本記事は2007年12月号の巻頭特集「蘇る 相撲の力」における第二部『松田隆智が語る 四股と震脚 伝統武芸の精華』と題する記事。 故・松田隆智師が、自身の相撲体験から、在りし日の佐川幸義、久琢磨といった大東 […]
「そんな事をして、 何になる?」 だから、やるんだよ。 世界武道空手連盟 柳川道場 柳川昌弘 心の鍛え方は様々ある。世界武道空手連盟 柳川道場の柳川昌弘師範のそれは一見すると特異なものに感じられる。その本当の意味に斬り込 […]
気の体から強靭な合気体へ 合気へつながる“体づくり”の稽古!! 大東流合気柔術光道 松村浩道 “永世名人”堀川幸道師範は「大東流合気柔術は『斬られない』『斬らない』『殴られない』『殴らない』『蹴ら […]
程派八卦掌 第五代門人 本田唯人 美しさすら感じさせる、捻りが加わった独特の動きが印象的な八卦掌。”日常動作の逆をやる”という八卦掌の動作は、どこをとってみても生理学的に重要な意味を持っている。果 […]
必ず勝負を決する! 仕留める柔道 パラエストラ 中井祐樹 本記事は2007年7月号における巻頭特集「必ず勝負を決する! 仕留める柔道」における第一章第1部『群雄割拠の「柔道」新世紀』と題する記事。寝技をキーワードとして、 […]
ホームポジションで動きが変わる! 崩れない動きを創る為に ロルフィングスタジオ「オールブルー」 藤本靖 月刊秘伝の連載「ホームポジションを創れ」を基に書籍『身体のホームポジション』を発表した藤本靖氏。感覚器官を使い、身体 […]
“後手の先” 沖縄拳法大平道場 西原治 中村幸吉師を流祖とする「沖縄拳法」。そこには沖縄古来の武術〝手〟、すなわち空手の身体運動としてのセオリーが整頓される以前の、一見不可思議にも映る技法が遺されている。一見、〝達人技〟 […]
三軸自在の会 池上六朗 2015年6月号の、ボクシング二階級王者・長谷川穂積選手と「三軸自在の会」池上悟朗氏による対談でも、その効能が明らかにされた「三軸修正法」。 池上悟朗氏の父で「三軸修正法」創始者である池上六朗氏に […]
太氣拳と活法に繋がる技法とは? 太気拳二道塾 竹田二男 正反対の二つの技法である殺法と活法。しかし、人体に対する術理である点で、双方を掘り下げていくと、その根は同じものとなる。太氣拳の創始者、澤井健一師範に長年教えを受け […]
岩間統正 昨年来より本誌「月刊秘伝」において何度も御登場いただいている太気拳、岩間統正師範による、およそ17年前に本誌インタビュー。驚くべきはその容姿である。当時の姿と近年のそれを見比べてみてほしい、ほとんど変わっていな […]
日野武道研究所所長 日野晃 「秘伝」レギュラー陣として長年貢献いただいている日野武道研究所所長、日野晃師範。師範の独特な武術理論は、何かしらの伝統を受け継ぐ古流のそれでもなく、はたまた現代武道のスポーツ理論とは当然違う、 […]
筋電測定で分析! 大東流合気武道 本部長 石橋義久 合気の本質を解くカギは”かけられる側に何が起きているか”にこそある! 2012年2月号「合気探求最前線!」特集最終部で、大東流合気武道 石橋義久 […]
スコット・メレディス 鄭子太極拳 中国で生まれ発展し、今や世界中で広く学ばれている太極拳。その普及過程において、太極拳の「論理と実践」についての見方は、様々に変貌を遂げてきた。とはいえ、「勁」の武術としての機能は、どこに […]
システマ創始者ミカエル・リャブコ師 来日 「ザ・システマ マスタリー・セミナー」 システマジャパン 2013年6月号特集にて、システマ創始者ミカエル・リャブコ師の来日セミナーを本誌編集部が取材した模様を大公開! 「二度目 […]
自重を利した“起死回生”の妙手 国際武道正風会 吉田信正 近刊DVDで巧妙な極め技の連環や自重を活かした捨て身技の体系を紹介している国際武道正風会。今回はその「月刊秘伝」2013年4月号特集「”小よく大を制す […]
強い者ほど飛ばされる !? 奇跡の技法〝合気〟の正体とは? 大東流合気柔術 居合心剣流柔術 心技清榮館 蒔田修大 秘伝2013年4月号「投げ技特集」において、本誌初登場いただいた蒔田修大師範の記事を大公開! 言葉を選ばず […]
無双直伝英信流居合 江坂静厳 戦後の居合道の復興にいち早く着手したのが、無双直伝英信流正統第二十代宗家の河野百錬師範を中心にして設立された全日本居合道連盟であった。その後、紆余曲折を経ながら現在も同団体は脈々と受け継がれ […]
松田隆智 “六大開”とは八極拳の核心であり、八極拳の全技法は六大開の理(力、勁)が働いて構成されている。本来、六大開は門外不出の秘伝であるが、松田師範は中国武術の先駆者、八極彷徨の伝道者として、四 […]
続・幻の“天然理心流棍法”を訪ねて 八王子市狭間町・御嶽神社 2011年6月号の「幻の”天然理心流棍法”を訪ねて」の続編として訪れた、2011年8月28日(日)開催の八王子市狭間町・御嶽神社の祭礼 […]
日本剣術の三大源流の一つ、 中条流の流れを汲む“津軽の剣” 當田流剣術 中嶋繁喜 日本剣術史に名を残す?小太刀の達人?富田勢源の逸話を彷彿させる小太刀操法に秀で、流水のごとく自然な歩みで接近しては一撃のもとに相手を倒す? […]
養神館合気道孝道会 弘武館道場 中島孝雄 “実戦合気道”の代名詞的存在であり、現在も警視庁に採用される養神館合気道。かつて”地獄道場” の異名を冠して、故・塩田剛三館長の厳 […]
小指と親指を結べば身体が変わる! ? スポーツケア整体研究所 松村卓 スポーツの前のウォーミングアップとして、多くの人が当たり前のように行っているストレッチ。 あるいは、体幹強化の一環として実践する人も多い腹筋などの補強 […]
日本古武道振興会 日本各地で行われる演武会は、古流武術の幅広い世界を今に感じる最も身近な機会であろう。中でも年に一度行われる「日本古武道演武大会(日本古武道協会主催)」は、古武道界最大規模の演武会だ。今年は全国から35流 […]
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