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【月刊秘伝】2025年7月号、6月13日(金)に発売!

【巻頭】今月の「秘伝なヒト」!
成瀬雅春(ヨーガ)×保江夫(物理学者)
空中浮揚と空中戦法


【特集】世界に広まる柔のロジック
組討・組技「決戦の術」
組んで制す、掴んで極める!


【特別企画】「超軸セミナー」
西山創×黄帝心仙人×雨宮宏樹
体軸・究極軸・中心軸が人間の可能性を拓く!


【特別企画】日野武道研究所・日野晃
「胸骨操作」「肘だけを動かす」
身体を精密化させて自分を知る


月刊秘伝2025年7月号が6月13日(金)発売です!
巻頭の「今月の秘伝なヒト」は、“ヨーガ行者の王”成瀬雅春師と“世界的物理学者”保江邦夫師とのトークライブイベントでの対談の模様を紹介。「空中浮揚の秘伝」など、宇宙の理に通じる両師による様々な語り合いをお届けする。

特集は「組討・組技」。徒手同士の組み合っての攻防を中心とした武術、格技に深く迫っていく。近世以前の戦場において用いられた甲冑着用での柔術とも言える「甲冑組討」から、他の格闘技との他流試合も想定された普遍性を持つ「ブラジリアン柔術」や様々な組技格闘技の長所を集約して創られた「サブミッション・アーツ・レスリング」までの第一人者に、その術理を詳しく示してもらった。また、寝技中心の「七帝(柔道)」ルールでの試合と伝説的な「寝技」の名手による技術講習が行われた催しも取り上げた。「組んで制す」「掴んで極める」組討・組技の技術の要諦がここにある!

特集第1章では、競技者として輝かしい戦績を残し、引退後は指導者として世界チャンピオンを育成するなど多くの成果を上げてきた早川光由師範にブラジリアン柔術の技術体系の一端を示してもらった。他の競技や武術では不利と考えられている状況から脱して攻めに転じる。そんな方法を含めて、再現性のある技術をお届けしよう。

3月30日、東京都内の日本大学柔道部合宿所で、七帝ルールによる対抗戦、並びに“寝技の名手”として名高い柏崎克彦先生を招いての寝技研究会が行われた。試合は激しい戦いが繰り広げられ、柏崎先生による指導は奥深い技術の数々が示された。柔道家、柔術家たちの熱気で溢れた本催しのレポートをお届けする。

組技・組討の原点といえば、鎧兜に身を包んだ甲冑武者による甲冑組討。「甲冑柔」の名で知られる東北発祥の柳生心眼流は、甲冑組討を基礎に置いた独特な体系を現代に伝えている。特集第3章では、その一端を柳生心眼流教伝所「竹翁舎」二代舎主を務める多田輝夫師範にお訊きした。

高校時代はレスリング、大学時代は寝技中心の七帝柔道で腕を磨き、その後、シューティング(修斗)、そしてブラジリアン柔術の世界で激戦を闘い抜いてきた中井祐樹師。特集コラムとして、ブラジリアン柔術の指導者として活動する現在の中井師に柔術への思いと考察を綴ってもらった。

日本における総合格闘技ブームに大きく先駆け、1980年代に総合的な組技格闘技「サブミッション・アーツ・レスリング」を創始し、日本格闘技界に絶大な影響を与えたパイオニア──それが麻生秀孝師範だ。特集第4章では、麻生師に組技の真髄と「必技極」の深遠なる武道哲学を語っていただいた!

特集以外にも注目記事が続きます。

◎プロ格闘家をはじめ、様々な分野のスペシャリストたちへの催眠による能力開発で注目を集める新井洋次師。養神館合気道と野口整体を究め、現在は日本伝統の身体・精神文化を広く啓蒙している、さえぐさ誠師。人間の秘めたるチカラと、その発掘法を深く識る二人が、催眠によって導かれる武術と人類の進化について語り合う!

◎2024年9月にワールド王修会の創設者である知念賢祐先生は逝去されたが、その後を継いだ高弟たちによる王修会恒例の春季セミナーが2025年3月に沖縄空手会館で開催された。沖縄在住の空手家にしてセラピストであるダニエル・マードン氏が本セミナーに参加し、世界の空手家たちの心を掴んだ武人が遺した教えをお伝えする!

◎かつて、国境を超えて放浪生活を送っていた流浪の民「ロマ」。東欧の地でその言語「ロマニ語」のフィールドワーク研究を行っている言語学者にして、神道夢想流杖術も修める角悠介氏に、この度、ロマの間で伝承されつつ、現在は失伝の危機に瀕しているという貴重な「ロマの棒踊り」について特別寄稿いただいた。

◎かつて大東流合気柔術六方会大阪支部長を務め、後に独自のメソッドを開発し、合気観照塾を立ち上げた北野三樹雄師範。その薫陶を受け、現在、合気観照塾東雲道場の世話役を務める池尻雎一師範による東京講習会が開催された。そこで公開された呼吸と中心を意識した身体創りの数々、それは「体・剣・柔」で合気そのものを練り上げる画期的稽古法であった!

◎套路を通して「武術的身体運用法」と「発勁法」を身につける。そのための訓練法として小八極拳の二段階練法がある。全3回にわたり、數﨑信重師範が主宰する武学MASによる実演と共に「小八極拳第二段階訓練法」について、詳しく解説する短期連載、その最終回を掲載。

◎好評連載「合気への道程を示す堀川伝大東流“やわらの術理”」を執筆する大東流合氣柔術 幸心会の野本禎師範による、大東流・武田惣角のルーツを探る歴史探究。今号の後編では、源家と武田家が混在する系譜の謎を中心に、大東流成立の事情へさらに踏み入る。

雨宮宏樹師、西山創師、黄帝心仙人師という武術、身体調整、ダンス界の屈指の3人のマスターが集結した「超軸セミナー」が、去る3月東京都内にて開催された。“軸”を中心として、人間の可能性を内から究極に拓いていく探求の道と方法の数々が紹介された、大注目の講座の詳細をお届けする。

日野晃師範は、伊藤一刀斎らの達人の言葉に込められた実際を現代に蘇らせるべく、自身の体を通して長く探求を重ねてきた。今回は、日野師範に、その探求の軌跡の中から、「胸骨操作」や「肘だけを動かす」といった稽古法を示してもらった。そこに、日本の伝統的な身体操法の粋がある!

◎国内外の空手道の大会にて組手・形ともに、日本代表として数々の実績を残し、剛柔流・那覇手研究の先達としても、後進への道を開いてきた小山正辰氏。今回、ドイツ人日本武道史研究家のヤニック・シュルツェ氏の希望により、本年の来日調査訪問時に、小山氏との「空手道の歴史研究」特別対談が実現した!

◎代が替わりながら連綿と受け継がれてきた我が国の古武道流派の数々。今年の浅草での古武道大会では、新しい代の師範が一派の中心を担い、演武を披露した流派もあった。新たな風が吹き込まれながら、流派の技はさらに受け継がれていく。次代の古武道に期待を抱かせてくれた 演武大会の模様をお届けする。

◎幕末という激動の時代に編まれ、近代から戦前・戦後に渡る昭和期の古武道界にあって、常に古流柔術の名門として様々なシーンを彩った「真蔭流柔術」。父、菅野久師範より道統を受け継いだ菅野國久師範にお話をお伺いする機会が得られた。長らく表舞台に出ることのなかった同流が今春、日本古武道振興会の演武大会に復活を遂げ、新たな歴史を刻み出したその原点を伺う。

◎アーニスクラブ東京代表の大原聰師が、フィリピン現地に修行渡航した模様をお届けする「比棒遊記」。前回の「FMA(フィリピン・マーシャル・アーツ)フェスティバル」レポートに続き、今回は「RHP(ロシアンハウス・イン・ザ・フィリピン)」トレーンングキャンプへ参加し、錚々たるグランドマスターたちの薫陶を受けた、フィリピン武術の貴重な現地情報をお届けしよう!

◎「ナンバ歩き」に代表される、日本古来の身体操法「ナンバ」。その第一人者として、現在バスケットボールや楽器演奏の分野を中心に、幅広く指導しているのが矢野龍彦師範である。今回は、本年の春に矢野師範を招聘する形で開催された、ナンバ大阪ワークショップの模様を特別寄稿いただいた。

そして、◎増田俊也氏が自身の自伝的小説『七帝柔道記』シリーズにまつわるエピソードの数々を紹介する「秘話七帝柔道記」、◎大宮司朗×平上信行という武術研究の大家同士による[シリーズ]対談「合気柔術の歴史と武術の極意」、◎高岡英夫師がスポーツを進化させ得る武術の「本質力」について詳しく解説していく「武術の科学がスポーツの超進化を生む」など、大好評の連載陣も必見です!

注目記事が目白押しの月刊秘伝2025年7月号は、6月13日(金)の発売です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでお求め下さい。

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