「肥田式強健術」創始者。医家・川合立玄の子として山梨県南都留郡西桂村に生を受けた春充(五男)は生来の虚弱体質を改善すべく十代後半から強健を志し、わずか二年で肉体の大変革に成功する。三大学四学部を同時に卒業するなどの逸話を遺した、二十代に掛けて自ら創案した運動法をまとめ、1911年、処女作となる『実験 簡易強健術』を出版。この頃、強健術の中身は十種類の運動法のみで、「下腹の緊張」「気合」を特徴としていた。その後、三十代前半に「脚の踏み付けによる衝動力」を練修法に応用、新たな気づきから得た運動律を「利動力」と名づけて「気合応用強健術」への道を拓く。35歳の時、静岡県伊豆八幡野の肥田家の養子となる。この時期、先の利動力を使う気合応用強健術と平行して、のちの「簡易強健術」に至る呼吸応用の型を模索する中、はじめて「中心」の概念を著書に著し、身体の「正中心の位置」を幾何学的な図として示した(『強い身体をつくる法』1916年)。1923(大正12)年、鉄棒を使用した「中心鍛冶術」の発表から半年、6月18日に「腰腹同量・正中心」を悟得。1936(昭和11)年、『聖中心道 肥田式強健術 天真療法』の大冊を上梓する。その後、終戦を経て、人類の前途を憂いた49日間の完全絶食ののち、74年の生涯を閉じた。前名:川合春充。
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