【巻頭】小説家・佐藤賢一
「武とは、コミュニケーションのことである」
書くこと、戦うこと、戦いを書くこと
【特集】「父から子へ、師から弟子へ」
武の名跡・技・心を紡ぐ、新時代の継承者たち!
【特別企画】太極象水流・岩城象水
ツボと経絡で無力化!
「武術以前」の護身メソッド
【特別企画】ヨーガ行者の王・成瀬雅春×漫画家・山田玲司
見ること。目を逸らさないこと。客観視すること。
混乱期の過ごし方と絶望に効くクスリ
月刊秘伝2026年8月号が7月14日(火)発売です! 巻頭の「今月の秘伝なヒト」は、直木賞作家の佐藤賢一氏。欧州歴史小説の大家として知られる一方、戦国時代や幕末を舞台とした歴史・時代小説も得意とし、デビュー以来長きにわたって「戦い」を描き続けている作家でもあります。近作『チャンバラ』では宮本武蔵の生涯にわたる戦いを描き、最新作『家康と七人の忍び』では、家康の「神君伊賀越え」を支える忍びたちの戦いを描きました。そんな佐藤氏はなんと、本誌の愛読者だとか!? どのように本誌を読み、武道・武術を見ているのか。作家の目と言葉を通して、武と芸の真髄に迫ります!

そして、今号の特集テーマは「NEXT GENERATION 秘伝の継承者たち」。古流武術を受け継ぐということ──それは単に型や技法のみならず、開祖から先代まで連綿と続いてきた流儀の歴史を背負うということです。本特集では、剣術・柔術・薙刀・忍術といった様々なジャンルにおいて、流儀の次代を託された若き「秘伝」の継承者たちの技と想いを通じ、「武」を“伝承”することの重みと、その真なる意味を今一度踏み込みました!
まず特集第1章では、抜く手も見せぬ“神速”の居合を以って当代随一と謳われた、故
黒田鉄山師の御子息にして、振武舘第十六代宗家を継承した
黒田泰正師が登場! 振武舘の型に秘められた士(さむらい)の理論と、父・鉄山より受け継がれし居合術の精髄を語っていただきました!

「挑まず・逆らわず・傷つけず」という三つの理念を掲げ、“弱者必勝“を旨とする護身武芸の白眉、八光流柔術。特集第2章に登場するのは、その若き次期宗家・
奥山貴士師。父である二代目・
奥山龍峰宗家より、流儀を受け継ぐことに対する自身の想い、今という時代にあるべき古流の姿を語っていただきました!

戦場での甲冑武術に源を持ち、江戸時代の士風を伝え、明治期の剣道界に影響を与えるなど、近代武道への橋渡しを遂げ、現在まで500年続く立身流。特集第3章では、千葉県佐倉の地で今も同流を、祖父・加藤高先代宗家、父・
加藤紘現宗家より伝えられている
加藤敦次期宗家が登場! その“伝承の中核”とは、いかなるものなのか?

近代武道史に勇名を刻んだ、稀代の女流武術家・園部秀雄。その系譜を今に伝える名門流儀が、直心影流薙刀術です。特集第4章では、昨年1月に第二十代を襲名した
谷口克美宗家へ、第八回 東日本古武道交流演武大会参加の折にインタビューを行い、流儀継承の想いと、「心」を守る薙刀について語っていただきました!

全日本手裏剣大会で史上初の二連覇を達成し、四季の森忍術道場の次期後継者と目される
弥圓佐助氏。本特集のトリを飾る第5章では、この令和の天才忍者が、師である
池辺柔兵衛師範より学び、さらに独自に発展させた手裏剣術の極意と、日本文化の粋たる忍術の伝承を語ります!

「今や当たり前のように使用されている「整体」という言葉。それを世に生み出したのが、野口晴哉という存在です。そして野口師が創始した一大療術体系が「野口整体」であり、その他に類を見ない独自の技術と哲学は、今なお数多の人々に影響を与え続けています。今号の表紙では、そんな療術界の永遠のカリスマたる野口師の勇姿を、墨絵画家・涌井陽一氏に描いていただきました!
特集の他にも注目記事が続きます。護身術を最も必要とする者──それは鍛え抜いた武術家ではなく、力も技も持たない弱者でしょう。力に頼らず、容易かつ瞬時に相手を無力化。それはツボや経絡を攻めることで可能となります。今回は“柔弱で剛強に勝つ”理を追究する太極象水流・
岩城象水宗家に、力も鍛錬も不要な「武術以前」の護身メソッドを示していただきました!
ヨーガ行者の王・成瀬雅春師が各界の識者108人と対談するイベント「成瀬雅春トーク(109)ライブ」。成瀬師が第62回目のゲストに迎えたのは漫画家の山田玲司氏。『Bバージン』『絶望に効くクスリ』などの漫画で知られる一方、インタビュアーや動画配信者としても活躍しています。今回の対談は、山田氏の作品にあやかって「『混乱期の過ごし方』と『絶望に効くクスリ』」というタイトルが付けられました。激動の時代において、心を平和に保ちながら絶望せず生きていくためには何が必要なのか? 山田氏のインタビュアーとしての技量も光るふたりの対談の模様をお届けします。

本年9月に愛知・名古屋で開催されるビッグイベント、第20回アジア競技大会で実施される武術太極拳競技の日本代表最終選考会と銘打たれた「2026年 日本武術太極拳競技会 in 名古屋」。華麗にしてダイナミックかつ繊細な動きで観る者を魅了する套路競技に、突き蹴りの打撃技に投げ技をも駆使して勝敗が競われる散打競技という「魅せる武」と「闘う武」の競演が、武術太極拳競技の魅力を余すところなくアピールするものとなりました。そんな大会の模様を、散打競技コーチでもある
岡部武央師(玄武館)にレポートいただきました!
ともすれば、自流・自派のみの閉鎖的な価値観に染まりがちな武術の世界に、垣根のない“開かれた場”を作りたい──。そんな石川智広師範(楽心館)の想いを出発点として、昨年に続き、今年も「柔・呼吸・合氣」 合同演武・稽古会が 開催されました。合気道・大東流・剣術・柔術など、多種多様な流儀が集い、互いに学びあった武の祭典を徹底レポートでお伝えします!

居合術・木刀術・無刀術からなる柳心照智流は、長年、古流武術を研鑽、普及してきた河端照孝師範によって平成期に新たに独立、創流された流儀。平成20年からは二代宗家・矢作訓一師範を中心に活動してきた同流だが、令和となった2023年、新たに三代宗家を渡邊喜雄師範が継承。二代矢作宗家と共に、国内外に柳心照智流の技と心を伝えるべく、新たなるスタートを切りました。独特の流麗さで観る者を魅了する居合術を要に、一瞬の気の緩みも許さない峻厳なる組太刀の冴えが武術の厳しさを伝える一方、初代・河端宗家の国際性を受け継いだ矢作二代宗家に、やはり河端宗家の融和な物腰を継承した渡邊三代宗家の人柄には、現代を生きるサムライの矜持を思わされます。そんな柳心照智流の技と心を、ご紹介します。
リチャード・バステロ師父、ダン・イノサント師父の門を叩き、その道に入ってから今日に至るまで、「ジークンドー」という武術について 稽古・研究・研鑽を積んできたハワイ在住の武術家バートン・リチャードソン師父。その特別来日講習会が本年5月、東京都内で開催された。ブルース・リー始祖の思想と技法の変遷を辿った今回のセミナー。その招聘者であり、バートン師に師事してペンチャック・シラットを学び伝えている森田光太郎師に、注目の講習内容とコンセプトを解説レポートいただきました。

他にも、中京大学スポーツ科学部・荒牧勇教授を直撃した
藤本靖師の「令和のゴッドハンドを訪ねて!」、柔術格闘技史研究家・清水宗元師による「ザ・ミカドスロイヤル・ジャパニーズアスリーツ」、
日野晃師の「武道者徒歩記」、
宮平保師の「武術の道 〜沖縄功夫クロニクル〜」、
ポール・マーティン氏の「刀と菊」、
高岡英夫師の「武術の科学がスポーツの超進化を生む」、
守屋達一郎師の「自らを師に独り学ぶ道!」、
真北斐図師範の「太極拳に学ぶ上達のコツ」、など連載陣も絶好調!
武道・武術の魅力満載の
月刊秘伝2026年8月号は、7月14日(火)発売です。全国の書店、ネット書店、
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