「父から子へ、師から弟子へ」
武の名跡・技・心を紡ぐ、新時代の継承者たち!
月刊秘伝2026年8月号
好評発売中!

古流武術を受け継ぐということ──
それは単に型や技法のみならず開祖から先代まで連綿と続いてきた流儀の歴史を背負うということだ。
本特集では、剣術・柔術・薙刀・忍術といった様々なジャンルにおいて、流儀の次代を託された若き「秘伝」の継承者たちの技と想いを通じ、「武」を“伝承”することの重みと、その真なる意味に今一度迫りたい。

発売日:2026年7月14日
定価:1,000円(税込)

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書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。

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第1章 “神速”を継ぐ者

型に秘められた士(さむらい)の
理論を後世につなぐ!

黒田泰正(振武舘第十六代宗家)

抜く手も見せぬ“神速”の居合を以って、当代随一と謳われた振武舘第十五代宗家・黒田鉄山師(2024年3月逝去)。
特集第1章では、その御子息にして、第十六代宗家を継承した黒田泰正師が登場!
振武舘の型に秘められた士の理論と、父・鉄山より受け継がれし居合術の精髄を語っていただいた!

黒田泰正  Kuroda Yasumasa
1982年8月、振武舘第十五代宗家・黒田鉄山師範の長男として大宮市(現さいたま市)に生まれる。幼少時代から父の教えを受け、大学卒業後、国内及び欧米における海外合宿等助手として随行。副館長として指導、自らの修行として日々稽古に努める。2023年、振武舘の次代を継承し、第十六代宗家となる。

第2章 弱者必勝たる護身武芸の白眉

現代(いま)に活きる柔の術
奥山貴士(八光流柔術総本部道場長/次期宗家)

「挑まず・逆らわず・傷つけず」という三つの理念を掲げ、“弱者必勝“を旨とする護身武芸の白眉、八光流柔術。
特集第2章に登場するのは、その若き次期宗家・奥山貴士師。
父である二代目・奥山龍峰宗家より、流儀を受け継ぐことに対する自身の想い、今という時代にあるべき古流の姿を語っていただいた!

奥山貴士 Okuyama Takashi
1978年生まれ。八光流柔術開祖である初代奥山龍峰を祖父に、二代目を父に持ち、幼少時より稽古に励む。20歳頃には皆伝師範となり、皇法指圧の教伝も受ける。現在は総本部道場長として、自身の修練に励むとともに、門人への指導を行い、第三代継承者として流儀の普及に尽力している。

第3章 刀術基本「向(むこう)と圓(まるい)」

佐倉の地と血が伝える身体操作と流派の中核
加藤 敦(立身流兵法次期宗家)

戦場での甲冑武術に源を持ち、江戸時代の士風を伝え、明治期の剣道界に影響を与えるなど、近代武道への橋渡しを遂げ、現在まで500年続く立身流。
千葉県佐倉の地で今も同流を、祖父・加藤高先代宗家、父・加藤紘現宗家より伝えられている加藤敦次期宗家。
その“伝承の中核”とは、いかなるものなのか?

加藤 敦 Kato Atsushi
立身流兵法 次期宗家。昭和62年、千葉県佐倉市生まれ。6歳の頃より立身流と剣道を始める。平成7年より毎年の立身流抜初式で始礼之儀を演武。平成18年に日本武道館主催のスペイン派遣、平成22年にメキシコ派遣と、日本武道代表団の一員として参加。令和4年に立身流傳書十五巻の全巻を受け終わり皆済(皆傳)を允許される。令和8年3月6日付で、千葉県無形文化財「武術 立身流」保持者として、大伯父・加藤貞雄、祖父・加藤高、父・加藤紘に続いて、追加認定された。

第4章 「心」を守る薙刀

自然の理を体現し、最小の力で制する!
谷口克美(直心影流薙刀術第二十代宗家)

近代武道史に勇名を刻んだ、稀代の女流武術家・園部秀雄。
その系譜を今に伝える名門流儀が、直心影流薙刀術である。
特集第4章では、昨年1月に第二十代を襲名した谷口克美宗家へ、第八回 東日本古武道交流演武大会参加の折にインタビューを行い、流儀継承の想いと、「心」を守る薙刀について語っていただいた!

谷口克美 Taniguchi Katsumi
直心影流薙刀術第二十代宗家。合氣道立志館館長(合気会六段)。約20年の修行を経て、2025年1月28日、第十九代・荻原晴子宗家より、第二十代宗家を継承する。現在、姫路市の兵庫県立武道館を中心に、静岡県や東京都などでも指導している。また、大阪・関西万博2025では流儀を代表して演武を披露した。

第5章 手裏剣が拓く忍の道

令和の若き忍びが忍者界の明日を背負う!
弥圓佐助(四季の森忍術道場師範代)

全日本手裏剣大会で史上初の二連覇を達成し、四季の森忍術道場の次期後継者と目される弥圓佐助氏。
本特集のトリを飾る第5章では、この令和の天才忍者が、師である池辺柔兵衛師範より学び、さらに独自に発展させた手裏剣術の極意と、日本文化の粋たる忍術の伝承を語る!

弥圓佐助 Yaen Sasuke
3歳から四季の森忍術道場にて忍術、古流武術を修行。全日本手裏剣大会では史上初の連覇を達成し、手裏剣術に特化した弥圓流を立ち上げる。国内外へ忍者、侍の魅力を広める為、体験ツアーを主軸にハリウッド俳優などの著名人や、約1000人以上の人々へ指導。また、独自にアクロバットを稽古し多数の舞台、メディアの他、池辺柔兵衛師範と共にDVD『忍者になる!』(BABジャパン)にも出演している。

【巻頭】小説家・佐藤賢一
「武とは、コミュニケーションのことである」
書くこと、戦うこと、戦いを書くこと

本号巻頭にご登場いただくのは、直木賞作家の佐藤賢一氏。欧州歴史小説の大家として知られる一方、戦国時代や幕末を舞台とした歴史・時代小説も得意とし、デビュー以来長きにわたって「戦い」を描き続けている作家でもある。
近作『チャンバラ』では宮本武蔵の生涯にわたる戦いを描き、最新作『家康と七人の忍び』では、家康の「神君伊賀越え」を支える忍びたちの戦いを描いた。
そんな佐藤氏はなんと、本誌の愛読者だとか!? どのように本誌を読み、武道・武術を見ているのか。作家の目と言葉を通して、武と芸の真髄に迫る!!
取材協力◎中央公論新社

【特別企画】太極象水流・岩城象水
ツボと経絡で無力化!
「武術以前」の護身メソッド

護身術を最も必要とする者──それは鍛え抜いた武術家ではなく、力も技も持たない弱者であろう。
力に頼らず、容易かつ瞬時に相手を無力化。それはツボや経絡を攻めることで可能となる。
今回は〝柔弱で剛強に勝つ〟理を追究する太極象水流・岩城象水宗家に力も鍛錬も不要な「武術以前」の護身メソッドを示していただいた!

【特別企画】ヨーガ行者の王・成瀬雅春×漫画家・山田玲司
見ること。目を逸らさないこと。客観視すること。
混乱期の過ごし方と絶望に効くクスリ

ヨーガ行者の王・成瀬雅春師が各界の識者108人と対談するイベント「成瀬雅春トーク(109)ライブ」。成瀬師が第62回目のゲストに迎えたのは漫画家の山田玲司氏。『Bバージン』『絶望に効くクスリ』などの漫画で知られる一方、インタビュアーや動画配信者としても活躍している。
今回の対談は、山田氏の作品にあやかって「『混乱期の過ごし方』と『絶望に効くクスリ』」というタイトルが付けられている。激動の時代において、心を平和に保ちながら絶望せず生きていくためには何が必要なのか? 山田氏のインタビュアーとしての技量も光るふたりの対談の模様をお届けする。

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