岡田准一とケンドーコバヤシが武術の視点でスポーツの神髄に迫る!
NHK総合テレビの武術トークバラエティー「明鏡止水」の新シリーズ「武の五輪」がレギュラー番組として毎週水曜夜11時に放送される。パリオリンピック・パラリンピックの年に、「武術翻訳家」岡田准一氏と、日本が誇る武の達人たちが、オリンピックスポーツの神髄に迫る。武術の心得がある岡田氏と、格闘技通のケンドーコバヤシ氏がMCをつとめ、武術の達人たちに加えてオリンピックスポーツのトップアスリートたちが参戦。熱いトークと神業を披露する。
今回のシリーズは「運動」を原点から最先端まで幅広くとらえ直すとともに、オリンピックの格闘競技の数々を武術ならではの身体操作の視点でひもといていく。さらに武術・格闘技の達人に加えて オリンピックスポーツの金メダリストなどのトップアスリートが参戦。一流は一流を知る。それぞれ目指すところは違っていても、身体や意識のあり方に深い共通性が浮かび上がってくる。
第1回のテーマは「二足歩行を極める」。我々は正しく歩けているのか。そもそも正しい歩き方はあるのか。武士・忍者の歩法、ナンバ術、そして競歩。人間の運動の原点、歩き方を深掘りする。様々な身体操作法にもとづく歩き方を知ることで、人が毎日必ずする「歩く」という運動がワクワクするワンダーランドに思えてくる。出演は古流剣術の赤羽根大介師範と若尾洋子師範、真田忍軍の末裔・伊与久松凬師範、400メートルハードル日本記録保持者・為末大氏、ナンバ術の矢野龍彦師範、タレントの秋元真夏さん。
第2回のテーマは「極めるを極める」。柔道で最近注目の固め技を様々な武術の視点で深掘りする。出演は、柔道五輪金メダリストの野村忠宏師範、松本薫師範、漫画『刃牙』のモデルで格闘家の
平直行師範、大東流合気柔術の近藤昌之師範、柔道家のドンマイ川端氏、タレントの秋元真夏さん。
第3回以降「テコンドー」「ボクシング」「フェンシング」「アーチェリー/馬術」「レスリング」「スポーツク ライミング/ブレイキン」を取り上げる予定。武の達人とトップアスリートとの手に汗握る競演から目が離せない!
「『明鏡止水』にこれまで3年出演させていただき、どこに行っても『岡田と言えば 武術の人』という話が通りやすくなりました。武術という先人たちの可能性への挑戦をひも解く、娯楽番組だけど教育番組にもなっていると思います。戦いという表現をとってはいますが、最大の力を出す身体の使い方だったり、周りとどう生きるかとか、周りを尊敬するとか、今の時代にもつながるいろいろな強さ、知恵のアウトプットなんです。今回のシリーズはオリンピックのトップを目指す人たちと、武の先人たちの技がつながり合って、お互いにリスペクトして帰って行かれるのが面白いですし、僕も勉強になっています。よく出てくださったなという“達人”の方ばかりなので、好きだという人にはたまらない番組になっていると思います」【岡田准一氏】
「いずれ海外で大ヒットするコンテンツですよ、これはおそらく。番組タイトルロゴが素晴らしいんですが、これを見て古武道とかをあつかう堅苦しい番組と思われるかもしれない。でも、どこかで隠れているんです。武人たちの可愛さが。伝説の柔道の方も出ておられるし、スポーツや近代格闘技も全然出てくるし、興味がある人はどこからでも入って来られる番組になっていると思います。見どころとして、うちの岡田准一“師範”がニヤニヤしている瞬間があるんですよ。自分の中で、姿勢とか骨盤とか何か身体の使い方の理論がつながった時なんでしょう。そこを見逃さないでください!」【ケンドーコバヤシ氏】