HOME > トピックス > 【月刊秘伝】2023年10月号、9月14日(木)に発売!

【月刊秘伝】2023年10月号、9月14日(木)に発売!

【巻頭】SAMURAI TRIP 永松謙使
剣道事業家「武道マネタイズ問題」への挑戦

【特集】身体と動きの土台
姿勢で上達する!

【注目記事】システマ東京・北川貴英のこの達人に会いたい!
ヒロ渡邉’s ジークンドー「形態完保の内部進化」

【注目記事】華麗にして多彩なるカンフーフェスティバル
第40回 全日本武術太極拳選手権大会

月刊秘伝2023年10月号、9月14日(木)に発売されます。

巻頭の「今月の秘伝なヒト!」は、累計催行回数500回を超える、国内トップの外国人向け剣道体験ツアー 「SAMURAI TRIP」を主催している剣道家・永松謙使師。「剣道×ビジネス」を テーマに、様々な事業を展開。「剣道経済圏構築」へ挑戦・奮闘する中で見えてきた、武道の価値、真の体験、そして伝えるべき本質に迫りました。

特集は、身体と動きの土台をつくる「姿勢」。身体や心と、姿勢とはどのように影響しあっているのか。またどういう姿勢が強い構造を生み、技を決めるカタチとなるのか。そもそもどんな姿勢が「良い姿勢」なのか。今特集では、様々な角度から、姿勢と身体、また姿勢と動きの関係を取り上げました。

特集第1章は「姿勢と身心」。理学療法士にして、ヨガやピラティスのインストラクターとしても活躍する中村尚人師に、「『姿勢が良い』とはどんな状態のことなのか?」について、身体の構造の観点から、また心との関係の観点から紐解いてもらった。良い姿勢を作るための方法と考え方を紹介。

第2章は「姿勢と技」。塩田剛三の内弟子として、その技を実際に受けた安藤毎夫師範は、なぜ師の技があれほどまでに強力に決まったのかについて研究し、自身の身体を通して探求し続けている。そこから導き出されてきた“技が決まるためのカタチ”について、鍵となるポイントを解説してもらうとともに、必要となる鍛錬の在り方を示してもらいました。

第3章は「姿勢と体軸」。長年、中国武術を修め、整体などを学んできた西山創師は、体軸が出来ることを「身体が“中心に合う”状態」と説く。シンプルな動作、且つ短時間で、その状態を作り上げる「イス軸法」の開発者でもある西山師に、体軸を作ることの重要性について解説してもらいました。

第4章は「姿勢と意識」。「強い姿勢」とは、どのような姿勢のことだろうか? 長年、武術を修めるとともに、身体操作の極意をつかむべく実践を通した探求を続けてきた広沢成山師範が、その問いに答える。身体を固めることでは、「強い姿勢」は生まれない。そして、似たような2つの姿勢でも、イメージの仕方によって“柔軟な強さ”が大きく違ってくる。実演で示しつつ詳しく解説。

第5章は「姿勢とナンバ」。古より伝わる、日本独自の伝統的身体文化「ナンバ」。武道だけでなく、能や狂言などの各種芸能にも通底する身遣いである「ナンバ」について、ナンバ術協会特別師範にして、書道と合氣道の達人でもあるウィリアム・リード師に語っていただきました。

特集以外にも注目記事が続きます。

◎高専柔道の伝統を継ぎ、現在も15人勝ち抜き戦で行われている「七帝戦」(七大学柔道優勝大会)。今年度の大会の模様をお届けするとともに、七大戦から生まれ、現在世界で大流行中の寝技「SRT(スーパーローリングサンダー、別名:腹包み)」開発秘話を、当事者たちによる貴重対談から紐解いていく!

◎『佐川幸義先生伝大東流合気剣術(仮題)』は、古流武術研究家であり、佐川伝大東流の一伝人でもある高橋賢師範が長年の研究成果を「合気剣術」を軸にまとめたもの。その刊行を前に、師の挑んだ大東流合気武術に秘められた多くの謎についてまとめ、その解明の端緒となった佐川幸義宗範の示唆を明らかに!

◎人体においては「五臓」に対応し、それら五臓気を活用することによって、直接的な効果を発揮させる形意拳における「五行拳」。そんな形意拳の独特の内功法を旺龍堂の小幡良祐師範が紹介。

◎システマ東京・北川貴英師による「この達人に会いたい!」シリーズ第三弾。JEET KUNE DO第二世代レジェンドマスターであるヒロ渡邉師父が登場! 誰もがいつかは直面する“師匠亡き後の武術の深め方”をテーマにブルース・リー始祖、テッド・ウォン師父亡き後も決して歩みを止めないヒロ渡邉師の来し方と、“Never Stop Moving”な截拳道進化論を直撃!!

◎中国武術の表演競技である「武術太極拳」。その国内最高峰の舞台である全日本武術太極拳選手権大会。第40回を迎える今年は、実に4年ぶりの通常開催となった。太極拳・長拳・南拳・伝統器械など、多彩なる中国武術の精華が乱れ舞う、百花繚乱のカンフーフェスティバル。その最終日の模様を、徹底レポート!

◎富木合気道創設者・富木謙治師は、自身が師事した二人の達人、嘉納治五郎植芝盛平の武技の根本は起倒流にあると提唱した。それを学ぶ鍵は、講道館においても長く保存されてきた「古式の形」にある。起倒流のエッセンスが凝縮された「古式の形」を通じ、富木合気道が受け継ぐ古流柔術の極意を富木師の高弟である佐藤忠之師が示す!

◎この夏、開催された「BUDOふれあいフェスタ2023 in TOKYO」。「相撲触れ合い体験」や「忍者体験」、空手の動きを用いた「武道フィットネス」で、実際に武道の面白さを体験してもらい、室伏広治スポーツ庁長官と日野晃師範らが参加したトークショーで「武道の魅力と世界性」を再考してもらう。様々な角度から武道の魅力を提示したイベントの模様をお伝えする。

◎剣聖・上泉伊勢守信綱が創始した新陰流。殺人刀ではなく活人剣を標榜した、その精妙な理合いは、海外においても高い評価を得ている。合気柔術逆手道第二第代宗師・倉部至誠堂師範による新陰流兵法波国転会への取材を通じ、ポーランドの地における新陰流の伝承と“今”をお伝えする。

◎本年5月13日、大東流合気武道と小野派一刀流剣術の達人として広く知られていた石橋義久師が、間質性肺炎のため逝去された(享年85)。老齢に達しても日々鍛錬を怠らず、その生涯を合気と剣に捧げた武人の軌跡を、今一度ここに振り返る。

そして、◎「護道」の廣木道心宗家による相手も自分も傷つけないための「自他護身を極める」、◎日野晃師による”武道”的エッセイ「武道者徒歩記」、◎習志野青龍窟師が驚異の“忍び修行世界”について詳らかにしていく「“忍武”秘伝─忍道実践修行帖!」、◎元・一ノ矢こと松田哲博氏が相撲に秘められた身体文化を物理学的視点で解き明かす「漱石と寅彦の『相撲の力学』問答」、◎ダニエル・マードン氏が沖縄の空手道場を訪問し沖縄空手のスピリットを探究する「沖縄空手道場訪問録」、◎大宮司朗×平上信行という武術研究の大家同士による[シリーズ]対談「合気柔術の歴史と武術の極意」、◎高岡英夫師が開発した「歩道」をさらに極める「歩きの質とパワーを高める“歩道”中伝」、◎初見良昭宗家より二流派の家元を相伝した逆井則男師範の「”双伝!初見神流”──武神館武道の極意」、◎今は失われた日本槍術流儀の技法の復元・復興を試みる全日本槍術連盟・石川哲也代表による「失われた“戦場の華” 槍術の復元・復興」など、大好評の連載陣も必見です!

内容充実の月刊秘伝2023年10月号は、9月14日(木)の発売です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでお求め下さい。

▶ キーワード検索

ページトップへ