月刊秘伝2023年12月号
特集 剣聖から拳聖へ!
「理」を見出した空手家
柳川昌弘の証明
◎序章 “柳川昌弘”という存在の意義
◎第1章 対談:岡部武央「見えない空手と交差法」
◎第2章 対談:藤原将志「受動筋力と秀徹鍛錬」
◎第3章 解析:松田哲博「柳川空手の足捌きと相撲の力学」
◎コラム 柳川昌弘が今、伝えたいこと
■巻頭グラビア
太我会・遠藤靖彦「功夫の練り方」
兵法タイ捨流「国宝 青井阿蘇神社奉納 古武道演武大会」
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月刊秘伝3月号が本日発売となります。◎巻頭の「今月の秘伝なヒト」は、“実践”弓道弓術研究者・松尾牧則先生。競技者としての学生時代から、研究者として、指導者としての現在に至るまで探求し続けてきた、“弓道家人生”を語ってもらいました。
◎本号特集のテーマは「 GoTo武術旅!」。日本各地に多数現存する「武道聖地」を巡る“秘伝的歩き方”を紹介し、そこで出会う流派や師範たちとの交流の模様を徹底レポートします!
向かった先は、北は青森弘前(卜傳流剣術・當田流・林崎新無双流居合)から、南は鹿児島(示現流兵法)、さらに東京(日本空手協会)と沖縄(沖縄小林流空手)という“空手の二大聖地”、そして現在は愛知県明治村に移築された“高専柔道の聖地”四高「無声堂」道場!! 日本全国をまた掛けた“現代版武者修行”の様子をぜひお楽しみください。
特集の他にも注目記事が続きます。◎春風館道場関東支部長の赤羽根龍夫師範が、巌流島の決闘をはじめとする宮本武蔵が行った真剣勝負の数々から、 武蔵の勝利の方程式、そして 真の極意たる「直通の位」を紹介いただきました。
◎古代の日本で発祥したとされるカタカムナ文明と植芝盛平が示した合氣とのつながりを研究する「魂合氣研究会」大野朝行師。カタカムナが伝える「マノスベ(間の術)の姿勢」とそこから生み出される「合氣」について伺いました。
◎全日本剣道連盟設立70周年記念大会として、昨年11月3日に開催された「第70回全日本剣道選手権大会」。日本最高の 剣道家64人が勝ち抜き戦を繰り広げる本大会、その熱戦の数々を日本武道館にて生観戦し、“私の剣道認識は間違ってました!”と語るギリシア人武道ライターのグリゴリス・ミリアレシス氏による、「日本武道と剣道」をテーマとした寄稿文を紹介!
◎天才空手家と、女優にして台湾の武術一家の血を受け継ぐ母を持つ浅井星光さん。その稀有なDNAが伝える父・浅井哲彦の武の遺産「浅井流鞭拳空手」に大注目が集まっている最中、この度、浅井星光さんに、稀代の空手家であった浅井哲彦師範との交流、台湾での白鶴拳修行、そして本業である芸能活動との接点など、幅広いインタビューに答えていただきました!
◎大東流合気柔術の源流とされ、会津藩で秘密裏に伝えられたものだと言われる御留流「御式内」。「大東流合氣柔術 幸心会」野本禎師範が、この大東流のルーツに関する最大の謎を、武田惣角より堀川幸道師範を経て伝えられた「殿中技法」から紐解きます!
◎生活の全てが、瞑想/修行とつながっているヨーガ行者の王・成瀬雅春師。自分の「歩き」を見つめ、いかに効率よく速く歩けるような身体をつくっていくか。ヨーガの術理をベースに、成瀬師が日々の修練から磨き上げてきた“速歩術”の秘訣を紹介。
◎日本で育まれた情報収集、侵入、攪乱技能の集積である忍術。そして、それを用いた古の忍者と現代の情報戦で暗躍するスパイに共通するもの、受け継がれたものとは?忍者研究の第一人者・三重大学の山田雄司教授と、現代情報戦の専門家・日本大学危機管理学部の小谷賢教授が古今の情報戦について語り尽くす特別対談が実現!
◎本号を持って最終回を迎える大好評連載、岡崎寛人師の「武で出会い、武を深める」。他にも、 ◎大宮司朗×平上信行という武術研究の大家同士による[シリーズ]対談「合気柔術の歴史と武術の極意」、◎松田哲博氏の「漱石と寅彦の『相撲の力学』問答」、◎岡部武央師の「交差法真伝」、◎広沢成山師の「正しい脱力講座、◎逆井則男師の「双伝”初見神流”武神館武道の極意」、◎グリゴリス・ミリアレシス氏の「世界の古武道通信!」、◎細川呉港氏の「発見! 田辺又右衛門の口述筆記」、など連載陣も絶好調! 日野晃師エッセイ「武道者徒歩記」、高岡英夫師「“歩道”中伝」と、お馴染みの師範たちの連載も当然必見です!
武道・武術の魅力満載の月刊秘伝2023年3月号は、現在好評発売中です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでぜひお求め下さい!