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【月刊秘伝】2022年8月号、7月14日(木)に発売!

【巻頭】NHK『明鏡止水』プロデューサー・森脇雅人
『明鏡止水〜武のKAMIWAZA〜』の舞台裏

【特集】高岡英夫(運動総合科学研究所 所長)
「武道・武術の科学」が生むスポーツの超進化論

【注目記事】旺龍堂・小幡良祐
“一撃必倒”形意拳の発勁鍛錬法

【新連載】総合武道研究会玄武館・岡部武央
交差法真伝〜究極のクロスカウンター伝授〜

月刊秘伝2022年8月号が、7月14日(木)に発売されます。

巻頭の「今月の秘伝なヒト!」は、NHK「明鏡止水〜武のKAMIWAZA〜」の番組プロデューサー・森脇雅人さんへの直撃インタビュー。当代一流と謳われる武術家たちが集結し、古流から現代武道まで幅広くその魅力を伝える番組の誕生秘話から、知られざる制作の舞台裏まで、語っていただきました!

特集は、運動総合科学研究所所長・高岡英夫師による「武道・武術の科学が生むスポーツの“超進化”論」です。武道・武術の叡智がスポーツを進化させるために欠かすことのできない条件を提示するとともに、高岡師が開発した身体運動能力の向上に資する数多のメソッドの中から、「肩包面」「軸周呼吸法」「猛獣腕振」を紹介。運動科学の観点から、武道・武術が導く身体操法の飛躍的向上の論理と実践をお届けします。
特集の最初に、序章として、スポーツ科学の間違いを明らかにし、「運動科学」を創始した高岡師が、武道・武術がいかにしてスポーツの“超進化を生み出し得るのかについて解説。武道・武術からのスポーツ科学への解答や如何に!?

続く第1章は、激烈なスピードとパワーをもたらす「肩包面」を取り上げる。肩包面とは、肋骨の1、2、3番と、肩関節、肩甲骨、鎖骨やそれに付随する多くの筋群との間が、水のように緩解することによってできる身体意識である。錦織圭や大谷翔平による具体例をあげつつ、武術とスポーツにおける肩包面の真価を示し、肩包面をつくるためのメソッドを紹介します。

第2章は、「総合呼吸法」の基礎をなす「全方向均等軸呼吸法」を解説。高岡師によって創始された「総合呼吸法」は、正中線が正しく通ることを促し、それによってあらゆる身体運動の質を飛躍的に向上させる呼吸メソッドです。呼吸と軸と身体運動との繋がりについて見ていきます。

第3章で取り上げるのは「歩道」。身体運動能力が高い四足動物、その代表である猛獣の運動構造を科学的に明らかにし、人間において再現することを目的としているのが「歩道」である。武術家やスポーツアスリートはもちろん、四足動物から進化した人類全ての運動能力を向上させる「歩道」を解説します。

特集の最後は、結章として、驚異的な身体運動能力の領域から、武道・武術の論理は、スポーツの“超進化を可能にすることを明らかにした上で、それこそが武道・武術の責務であるとの高岡師の提言をお届けする。

特集以外にも注目記事が続きます。

祖父江利久師範に、前回記事(本誌2022年4月号掲載)に続き、糸東流白鶴拳を解説してもらいました。今回は、「八歩連(パーポーレン)」「安三(ヤンツー)」「鶴法(カクホウ/カクファ)」の型とその分解について紹介します。

◎総勢4000名の参加者が集い、3年ぶりに日本武道館で開催された「第59回全日本合気道演武大会」。合気道研究家ギヨーム・エラール師に、大会参加レポートを寄稿していただきました。

◎躰術家にして真田忍者末裔という奇人・伊与久松凬師が、「武と忍」をキーワードに、「秘伝」な達人たちと心ゆくまで放談しつくす新シリーズ『まつかぜ忍法帖』! 第1回は、忍道家・習志野青龍窟師をゲストに、忍者と断食について語り合ってもらいました。

◎地元・岩手に“ヒトの動きを創る”会社 「LOCOCLAN」を設立。日本全国で「治療家、トレーナー、ボディワーカー」向けのセミナーを開催。身体合理性を追求した神経統合メソッド「Somatic Flow®」を考案、100名の指導者を養成し輩出……。注目の身体論者・今村泰丈氏に、トレーニングと施術の両面を貫くSomatic Flow®の四原則について伺いました。

◎相手の中段を貫く崩拳の強大な威力で、「半歩崩拳、遍く天下を打つ!」と賞賛された形意拳。その系譜の中でも、達人・車毅斉を輩出し、独特な柔らかい風格を確立した中国・山西省伝承の車派形意拳の発勁鍛錬法を、旺龍堂・小幡良祐師範が示す!

◎武術が編み出した究極のクロスカウンター「交差法」。あらゆる武道・武術・格闘技において極意とされる、この最高等技術を数多の流儀を修めた若き武人・岡部武央師が徹底解説する新連載「交差法真伝」スタート!

◎毎年恒例の呉氏開門八極拳・ゴールデンウィーク講習会。今年は、開門拳社の八極拳第八世伝人・服部哲也代表により都内で無事に開かれた。今回は、大東流合気武術の佐川幸義宗範と松田隆智先生の 門下で修行を積んだ大森悟氏が、秘伝の「四朗提」を取材しました。

◎太気拳における最高峰の名手として知られる岩間統正師範は、少林流空手道に おいても中摩曠先代家元をして、「私を超えた」と言わしめた最高師範である。「型」を持たない中国拳法・太気拳と、沖縄古伝の「型」を重んじる少林流空手道、双方を極めた稀代の達人に「型」の本質について語っていただきました。

そして、◎日野晃師による”武道”的エッセイ「武道者徒歩記」、“力の最適化”のための稽古と研究を重ねてきた 広沢成山師が教授する「“正しい脱力”講座」、◎元・一ノ矢こと松田哲博氏が相撲に秘められた身体文化を物理学的視点で解き明かす「漱石と寅彦の『相撲の力学』問答」、◎テッド・ウォン師父より全ての技術と哲学を受け継いだ松岡ユタカ師による「ジークンドーの真実」、◎初見良昭宗家より二流派の家元を相伝した逆井則男師範の「”双伝!初見神流”──武神館武道の極意」、◎極真空手道連盟極真館で長く主席師範を務める岡崎寛人師範が自身の貴重な武術体験を綴る「武で出会い、武を深める!」、◎不遷流柔術第四世・田辺又右衛門の口述筆記から柔道秘史を明らかにする「柔術の遺恨と『復活への予言』」、◎武道ライター・ミリアレシス氏が世界の道場を紹介する「世界の古武道道場通信!」、◎今は失われた日本槍術流儀の技法の復元・復興を試みる全日本槍術連盟・石川哲也代表による「失われた“戦場の華” 槍術の復元・復興」など、大好評の連載陣も必見です!

内容充実の月刊秘伝2022年8月号は、7月14日(木)の発売です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでお求め下さい。

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