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【月刊秘伝】2025年9月号、8月12日(火)発売!

【巻頭】榎木孝明(俳優・古武術家)
日本古来の「柔能く剛を制す」を取り戻すために


【特集】「丹田の呼吸」
肚を練る! 武のブリージングメソッド
心身を内より変革する無二の鍛錬法


【特別企画】広沢成山(豊和会道場長)
“正しい脱力”で動きの質を高めよう!
「肩の力を抜く」ための思考法と実践法


【特別企画】荒木靖博(てあて整体)
引くから効く! 骨まで響く!!
指針整体「陰圧」のチカラ


月刊秘伝2025年9月号が8月12日(火)発売です! 巻頭の「今月の秘伝なヒト」は、数々の映画やドラマ、時代劇に出演してきた一流俳優にして、古流を修める武術家でもある榎木孝明氏。現在、榎木氏は自身のYouTubeチャンネルで、アテネ五輪柔道金メダリスト・鈴木桂治師や総合格闘家・菊野克紀師ら著名格闘家とのコラボを通じ、筋力に依存しない独自の術理を発信しています。今回は、榎木氏が提唱している「柔能く剛を制す」を体現するための日本古来の伝統的な精神と身体の使い方について語っていただきました!


そして今号の特集テーマは、古来より東洋の武術や修養法で重視されてきた呼吸法。それは人間が生きていく上で必要不可欠な基本運動ながら、緩急の工夫や動作との融合、さらに手印を用いることによって身体を内側から劇的に変革する無二の鍛錬法となります。本特集では、肥田式強健術・狂言・中国武術・忍術・合気道など各ジャンルで編み出された伝統のブリージングメソッドを通じ、心身開発の一大体系たる呼吸法の本質と驚異的効能に迫りました!

まず第一章では、明治期の日本を代表する呼吸の大家たちの軌跡と共に、肥田春充が創始した修養法「肥田式強健術」の哲理と極意について、 現代における呼吸の達人・鈴木光彌師範に筆を揮っていただきました!


第二章では、狂言師・茂山千三郎氏とウィリアム・リード師に、670年の伝統に育まれた狂言をルーツとする健身メソッド「和儀」の根本を成す、丹田呼吸について語り合っていただきました!


第三章では、本年7月に放送されたNHK番組『明鏡止水 侍・大谷翔平』にも出演した岡部武央師に、かの達摩大師が少林寺に伝えた呼吸鍛錬法「易筋経」と、太極拳に代表される中国内家拳の途切れない呼吸と力についてご示演いただきました!


最後の第四章では、当代忍術研究の雄・相模愚行師が技術指導を、田村基太郎氏がプロデュースを手掛ける温故知新のブリージングメソッド「忍者禅メディテーション」における印と呼吸法の驚異的効能を紹介しました!


さらに特集コラムでは、呼吸と合気道の達人・多田宏師範の薫陶を受けた武道家にして、本邦を代表する哲学者の一人でもある内田樹師範に、長年にわたる稽古と探究を通じて自得した“生きる力を高める”呼吸法の本質についてご寄稿いただきました!


呼吸は人間の生命活動に直結する運動の中で唯一、意識的に操作可能なものです。それ故、呼吸法を練ることは人体のブラックボックスを解き明かすことに繋がるでしょう。常識を超えた至高の領域に至るため、数多の達人たちが邁進した呼吸法の深淵へ、ぜひ一歩踏み込んでみてはいかがでしょうか。



特集の他にも注目記事が続きます。広沢成山師範は、長年、武術を修めるとともに、脱力について実践を通した研究を重ねてきました。特に近年は、その「正しい脱力法」を用いて、武道家のみならず、施術家や楽器演奏者など様々な分野の人々に指導を行い、より広く、身体のより良い使い方を伝えています。今回は、広沢師範に「正しく力を抜く」ための練習法と考え方を、肩の動きを例に、改めて詳しく解説していただきました!


トントンとリズミカルな「引く刺激」を全身に入れる指針整体に、マッスルエナジーテクニック(MET)を中心とした骨格調整・筋肉調整の手技も合わせて、「引く力」と「緩む力」で血流を整え、全身を整えるという「てあて整体」。今回はその施術者であり、指導者でもある荒木靖博氏はアレクサンダーテクニーク教師も行うなど、「体を本来のあるべき状態に戻す事」を目的としています。“受け手の負担は少なく!”という施術哲学とその手技の実際について紹介します。


南派拳術の雄“白鶴拳”。その痕跡は東アジアの様々な“拳”に見ることができます。歴史の中で自身も様々に変容してきた白鶴拳=鶴拳各派も、その源流を辿ると、中国福建省に端を発する「永春白鶴拳」に行き着くという。その古い伝統を今も伝えると言われる漳州伝永春白鶴拳を香港で受け継ぎ、今なお、鶴拳各派の研究を重ねる李剛老師に、拳法の核心の一つたる「鶴法」の全容について、ご紹介いただきました!


羽黒派古修験道・先達の長谷川智師は、心と身体の調え方や身体操作を向上させる知恵を広く教え伝えています。その教えの下には様々なジャンルの人たちとの交流が生まれ、2024年、その輪の中に新たに加わったのが、ウエイトリフティングの選手として全国大会で優勝を果たし、現在はウエイトリフティングやトレーニングの指導者として活動する武井誠一郎氏です。今回の対談では、お二人に、ウエイトリフティングと修験道に共通する「身体の使い方」と「心の持ち方」について、更には日本の体育教育の在り方についてまでも語り合っていただきました。


本年5月17日(土)、東京都港区の虎ノ門金刀比羅宮で毎年恒例の「東日本古武道交流演武大会」が開催されました。第七回となる今回は、前年度を上回る27流派が参加!  新たなステージを目指し成長を続ける本演武会の模様を、今回は初参加6流派を中心に現地よりお伝えします!


去る7月12日(土)、武田鵬玉会長率いる無外流の一大会派「国際居合道連盟 鵬玉会」の主催による「斬-ZAN-オープントーナメント 第9回全日本居合道選手権大会」が ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)にて開催されました。斬れば勝ち、斬られれば負けの「自由組太刀」で競われる、 “斬れる居合”の一大祭典の模様を徹底レポートでお届けします!


他にも、日野晃師の「武道者徒歩記」、高岡英夫師の「武術の科学がスポーツの超進化を生む」、野本禎師の「堀川伝大東流“やわらの術理”」、増田俊也氏の「秘話、七帝柔道記」、大宮司朗師×平上信行師の「合氣柔術の歴史と武術の極意『大正編』」、保江邦夫師範の「武道格闘技に新境地を拓く! CHUCK-Arts」、清水宗元氏の「知られざる柔道家・福田龍(中編)」など連載陣も絶好調!

武道・武術の魅力満載の月刊秘伝2025年9月号は、8月12日(火)発売です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでぜひお求め下さい!

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