圧倒的技のリアリティと合気の神秘
「生ける達人」像を焼き付けた不世出の武道家
月刊秘伝2025年12月号
好評発売中!

本誌創刊以来、数多の達人が登場しながらも、その一般的な認知度から、体現した技術のリアリティーでは“塩田剛三”の右に出るものは少ない。
昭和を代表する武道家の一人として、多くの伝説的な逸話を残すにとどまらず、数々の映像で小柄痩身の身でありながら屈強な大男を文字通り手玉に取って見せるその妙技には、斯道の後進は元より、他武道や格闘技を志す広範な人々が多大な影響を与えられた。
そんな師の生誕110年を迎えた今年、実孫である塩田将大師範の呼びかけに応え、国内外の剛三師範を慕う人々が一堂に会し、かつてその元で内弟子として稽古に励んだ師範たちによる特別セミナーなどが開催された。
今特集ではこの「塩田剛三生誕110年フェスティバル」を軸に、改めて不世出の“達人・塩田剛三”が遺した「もの」を様々な角度から探ってみたい。

発売日:2025年11月14日
定価:1,000円(税込)

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書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。

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序章 “達人・塩田剛三”の幻影を追って――

「塩田剛三」という達人の中に
合気道の懐の深さを見る

GSAF塩田剛三合気道連盟 塩田将大

特集序章では、塩田剛三110周年記念フェスティバルを見事に成功させた、GSAF塩田剛三合気道連盟の塩田将大師範にお話をお訊きしながら、なぜ、「塩田剛三」をして“神秘にして最もリアルな達人”という幻影が成り立ったのかを、改めて考えてみたい。

第1章 塩田合気道の和
塩田剛三生誕110周年記念演武会

内弟子 大集結!!
“みんな違って、みんな良い!”

特集第1章では、今回行われた「塩田剛三110周年フェスティバル」の最大の目玉である9月20日(土)開催の演武会の模様を見てみたい。かつて塩田剛三の元で内弟子として修行に励み、それぞれ新たに芽吹いて行った〝塩田剛三の種子たち〟が再び集結! 塩田剛三という求心力の広大さを改めて感じさせた。

第2章 海外で磨かれた、塩田剛三合気道の精華

合理性に裏打ちされた実戦性の証明
豪州流合気柔術 森 道治

特集第2章では、塩田剛三110周年フェスティバル最終日に講習会を行った、塩田剛三最晩年の内弟子の一人である森道治師範へスポットライトを当ててみる。
塩田剛三師の逝去とともに独立し、長らくオーストラリアの地で塩田剛三直伝の合気道へさらなる磨きをかけた森師範。その為、日本ではあまり知られることのなかった、師の「豪州流合気柔術」の一端を、その合理的な講習内容から垣間見る。

第3章 インナーマッスルから観る塩田剛三の身体操作

当身の威力と“中心力”の探求
秀徹 藤原将志

近年、多方面から注目を集めている新時代の打撃メソッド「秀徹」。
その創設者・藤原将志師もまた、達人・塩田剛三に魅せられた一人であった。
特集第3章では、藤原師が「秀徹」の身体操作を創り上げる過程で多大なる影響を受け、数々の書籍や映像を通じて探求を重ねたという塩田師範の「中心力」のメカニズムを、藤原師自らの筆によって考察いただいた!

第4章 塩田剛三晩年の変化と大東流堀川伝との邂逅

塩田剛三の“合気”と堀川伝・三角形の「合わせ」
大東流合氣柔術 幸心会 野本 禎

昭和42年、合気道養神館を設立して約10年を経た塩田剛三師範の元に、一つの出会いがあった。師・植芝盛平の兄弟弟子ともなる大東流の堀川幸道との邂逅である。その会見中、人払いをした館長室でどんなやりとりが交わされたのか?
特集第4章では、そんな武術史ロマンの一端を、堀川師範の後継を担う師範の一人であり、本誌好評連載でもおなじみの大東流合氣柔術 幸心会を主宰する野本禎師範の協力のもと、紐解いてみたい。

【巻頭】天津佳之(歴史小説家)×ポール・マーティン(刀剣研究家)
「後鳥羽院と新御番鍛冶」
未来に啓く! 菊の大輪

和歌・蹴鞠・書道・琵琶と諸道に通じ、また、自ら作刀するほど刀剣に思いを寄せていた後鳥羽院。
そんな後鳥羽院と刀鍛冶たちとの絆を描いた歴史小説『菊の剣(つるぎ)』を著した作家の天津佳之氏。
そして、後鳥羽院をまつる隠岐神社に現代最高峰の刀工技術で作る刀を奉納する「新御番鍛冶プロジェクト」の発起人である、刀剣研究家のポール・マーティン氏。
本号では両氏による「日本刀対談」をお届け! 
後鳥羽院と古今の刀匠たちの姿に、未来へと継承される日本刀のどのような“ツラヌキ”が見出されるのか!?

【特別企画】SDF格闘・渡邊勝紀
至近距離戦闘術のプロ教官に訊く!
SDF格闘における「多敵の戦術」白書

至近距離戦闘術の専門教官として、国内外の有事に備えた現場のプロたちに自身が研究・研鑽・工夫し開発した『SDF格闘術』を伝えている渡邊勝紀師。
前回の記事では相手を傷付けずに制圧する方法を紹介いただいたが、今回はより危険が迫った様々なシチュエーション、いわば“現代の白兵戦”における「近接格闘」の思考と技法、戦術と訓練について紹介いただこう!!

【特別企画】大東流合気柔術木山会 ロイ・ゴールドバーグ
来日セミナー特別レポート
力を超えた合気の伝承

アメリカを中心に、世界各国で大東流合気柔術を指導しているロイ・ゴールドバーグ師の第3回来日セミナーが、本年5月3日・4日の二日間にわたって、東京都練馬区の合気道誠心館道場で開催された。
永世名人・堀川幸道に連なる大東流の秘伝を一切の出し惜しみなく公開教授するという、オープンセミナーの模様を徹底レポートでお伝えしよう!

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