HOME > トピックス > 【月刊秘伝】2022年7月号、6月14日(火)発売!

【月刊秘伝】2022年7月号、6月14日(火)発売!

【巻頭】西洋殺陣師 新美智士
戦闘俳優と世界史の武器術


【特集】和のロストテクノロジーを発掘! 古武術に学ぶ身体操作術


【注目記事1】松濤館流・中達也×剛柔流・佐藤哲治
それぞれの歩みが交差する “古伝空手”探求への道


【注目記事2】大東流合気柔術維心館・天野正之
進化した合気の形 「中心軸からの技で腰を取る!」


月刊秘伝2022年7月号が好評発売中です! 巻頭の「今月の秘伝なヒト」は、日本人としての誇りを胸に、実際のヨーロッパ式伝統武器術から最新のデュエリング・アーツまでを学び探求する新美智士師。国内では稀有な西洋殺陣師として活躍している新美師を、日本の殺陣にも造詣が深い作家・脇坂昌宏氏が直撃しました!


そして今号の特集テーマは「古武術に学ぶ身体操作術」です! かつて日本人が当たり前に用いていた超効率的なカラダの使い方。しかし、西洋体育の“常識”に染まりきった今の私たちにとって、それはもはや失われて久しい過去の身体文化遺産でしょう。この古武術に眠る「和のロストテクノロジー」ともいうべき驚異の身体操作術を発掘し、現代に活用するための方法論を、「立つ」「歩く」「身体をつかう」「チカラと感覚を養う」という四つのファクターから徹底探求しました!!

まず第一章は「立つ」。人間にとって、間違いなく最も根本的な姿勢と呼べる「二本足で立つ」ということ。それはかの剣豪・宮本武蔵が、修行の一大テーマとして生涯探求し続けた最重要事項でもあります。春風館道場関東支部長の赤羽根龍夫師範の筆により、 美しく、そしてバランスの取れた真直ぐな立ち姿を獲得する古武術「仙骨操法」を紹介!


続く第二章は「歩く」。日本古来の歩き方とされるナンバ歩き。それは西洋的身体論に基づいた現代ウォーキングとは全く異なる、日本伝統文化が生んだ超効率的歩法です。ナンバ術協会特別師範にして書道十段、合氣道八段を持つウィリアム・リード師が、長年にわたる文武探求の果てに独自に確立させた、古武術由来のサムライウォーク「W・リード式ナンバ歩き」を徹底レクチャー!


そして第三章は「カラダを遣う」。古武術は元来戦場で育まれたもの故、その本領は武器術にあります。中でも杖と剣は、とりわけ身体の動きと深く繋がる術理を持っています。遊武会を主宰する石田泰史師が、杖と剣(居合)でカラダを自在に遣う「武術操身法」の一端をここに公開!


最後の第四章は「チカラと感覚を養う」。古今東西問わず、人は「遊び」を通して心身の発達を遂げると言われています。では「遊び」の中に古武術の知恵を織り交ぜたら、どうでしょう。現代人の身体を育む新たな“体育”への取り組みとなるのではないでしょうか。そこで「古武術介護」提唱者・岡田慎一郎氏に、「古武術あそび」の数々をご紹介いただきました! 接触を通した豊かな学びの時代が、再び、もうすぐそこにあります!


メインとなる四つの章の他に、二本の特別コラムも注目です! コラム①は「ナンバ演奏術」。古武術に由来するナンバの身体操作は、運動全般のみならず、楽器演奏の技術にも応用可能です。名門音大・桐朋学園大学元教授にしてナンバ術協会最高師範、矢野龍彦師が考案したナンバ演奏術は「姿勢と動き」で音を変えます!


コラム②は、ワラジを履けば誰でもできるお江戸流ランニングスタイル「飛脚走り」。かつて、驚異的な走力で西洋人を驚愕させた江戸飛脚。その走法を長年にわたって研究してきた田村雄次氏に、「飛脚走り」の魅力と実践についてご寄稿いただきました!


古武術の現代活用法にフォーカスした「温故知新」な本特集。古の身体操法は、今を生きる私たちのQOLを大きく向上させてくれる可能性に満ちています。ぜひ、それぞれの生活の中に取り入れてみることをオススメします!



特集の他にも注目記事が続きます。それぞれ空手との出会い、歩んだ道は違えど、本土の空手の源流たる沖縄空手へ行き着き、古来からの「空手技術の真実」へ向かって独自に研鑽、研究を重ねる二人の空手家、日本空手協会の中達也師範と、沖縄空手道拳法会静岡県支部「剛琉館」の佐藤哲治師範の豪華対談が実現! 次代の空手界を担う若き俊英たる両者の邂逅は、新たな“空手新時代の幕開け”を告げるものとなるのか?


塩田剛三井上強一岡本正剛……合気道や大東流合気柔術の達人と語られる師範たちに教えを受け、現在、その技の要となる部分を、老若男女多くの人に分かりやすい形で教え、伝えているのが、今回、本誌初登場となる大東流合気柔術 維心館の天野正之師範です。「合気上げ」と「合気下げ」を中心に反復稽古することで、より高度な技術を身につけることができると説く天野師に、自身の武道歴と「中心軸から施し、相手の腰を取る」技について語っていただきました!


本誌2021年12月号特集『合気の極意が 集約! 「四方投げ」修得と実践』で、故・有川定輝師範の示した四方投げを紹介いただいた、合気道幸徳会の中野秀一師範が、今号では再び登場。戦後の合気道を牽引した(財)合気会(当時)にあって、特に武道家としての気迫と稽古の厳しさで知られた有川師範の合気道理念と、それに基づく技法とは、いかなるものであったのか? 改めて、中野師範に実技と共に解説いただいた!


K-1旗揚げ興行にて優勝したブランコ・シカティック選手。当時42歳のシカティック選手の衝撃的なKO劇の数々を間近で目撃したプロ格闘技現役時代の平直行師。まるで武術の達人のようなシカティック選手の動きは、時を経て、「技を術」へと変える啓示を平師に与えたという。武術と格闘技の“達人レベル”に共通したコツを平師が解き明かします!


前回の本誌2022年5月号に続き、讃岐の武術遺産を紹介する「讃岐武術史跡紀行」。後編となる今回は、水戸黄門、忠臣蔵など、有名な大衆芸能で扱われる演目との意外な関連。そして、農村部で興隆した武術、近代の武道史につながる武術家をとりあげました!


他にも、広沢成山師の「正しい脱力講座」、岡崎寛人師の「武で出会い、武を深める」、逆井則男師の「双伝"初見神流"武神館武道の極意」、松田哲博氏の「漱石と寅彦の『相撲の力学』問答」、細川呉港氏の「発見! 田辺又右衛門の口述筆記」、高橋賢師の「“日本柔術”新研究」、今回が最終回となる真北斐図師の「十牛図と瞑想法」、グリゴリス・ミリアレシス氏の「世界の古武道通信!」など連載陣も絶好調! 日野晃師、高岡英夫師、黒田鉄山師らお馴染みの師範たちの連載も当然必見です!

武道・武術の魅力満載の月刊秘伝2022年7月号は、現在好評発売中です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでぜひお求め下さい!

▶ キーワード検索

ページトップへ