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【月刊秘伝】2021年12月号、11月12日(金)発売!

【巻頭】長拳螳螂門・吉田直嗣
台湾内弟子修行と高道生大師に学んだ「人生の放鬆」

【特集】合気の極意が集約!「四方投げ」修得と実践

【注目記事1】蘇東成(Essensce Of Evolution)
武術とは何か!?

【注目記事2】松岡ユタカ(截拳道練習館タイニードラゴン)
新連載 ジークンドーの真実 〜Truth of the Jeet Kune Do〜

月刊秘伝2021年12月号が好評発売中です! 巻頭の「今月の秘伝なヒト」は、台湾台北在住歴25年、 螳螂拳の国宝級大師、故・高道生老師の内弟子として10年もの間その側で学び、現在は現地にて料理店を営みつつ、国内外で長拳螳螂門の武術を伝えている吉田直嗣師。異国の地で達人より学んだ“武術と人生の極意”について熱く語っていただきました!

そして今号は、合気の極意が集約した基本技「四方投げ」の特集! 数多の合気系武道において、基本中の基本と位置づけられる「四方投げ」。そこには体捌きや足捌きなど合気道に必要不可欠な要素が多数盛り込まれており、合気道開祖・植芝盛平翁は「四方投げができれば全ての技ができる」と語っていたとされます。本特集では、伝説的達人たちの系譜を今に受け継ぐ四師範の姿と技を通じ、「四方投げ」の真髄を徹底解明!

まず序章では、大東流や合気道において用いられている四方投げの由来から、植芝盛平翁や塩田剛三師範がどのように位置づけていた技なのか、そして技を決めるための要点についてどのように言及していたのかまでを、大東流合気柔術玄修会の大宮司朗師に紐解いていただきました。植芝盛平翁が残した「四方投げ一本ができればいいんだ」という言葉、その意味とは!?

第一章は「有川定輝伝」。戦前にも増して戦後も綺羅星のごとく数々の個性的な武術家を輩出し続けた合気道にあって、その中でも特に武術家としての気迫、稽古の厳しさで、もはや伝説的な師範のお一人が、故有川定輝師範です。厳しさの中に、誤魔化しのないロジックが存在した有川師範の教えを、その薫陶を受けた合気道幸徳会の中野秀一師範にお訊きしました!

第二章は「塩田剛三伝」。伝説の達人として名高い塩田剛三の薫陶を受けた直弟子であり、その隼のごとき神速の合気を受け継いだ千野進師範(合気道隼)。ジャンルを超えて尊敬を集める不世出の名人は四方投げをどのように捉え、弟子たちに指導していたのか? 塩田師の教えに基づく「剣の理合を体に表す」四方投げの極意と、それによって導かれる合気の段階的上達に迫ります!

第三章は「前田武伝」。“幻の合気”とも呼ばれる松田敏美伝大東流合気柔術。その命脈を上州(群馬県)の地で伝え続けた知る人ぞ知る合気の達人、前田武師範の後継者が本特集第三章に登場いただく高瀬道雄館長です。高瀬館長が長年研究を重ねてきた流儀伝来の貴重な巻物に記された古の四方投げから、精妙な崩しを含んだ柔術の理論、そして合気習得の基礎を学びます!

最後のトリとなる第四章は「千葉紹隆伝」。本誌2021年4月号にて特集した“四国大東流の父”中津平三郎、そして武田時宗という武田惣角の最晩年を知る師範に学んだ“千葉紹隆師範伝”の「四方投げ」について、大東流合気柔術琢磨会 京阪支部長である福岡愼輔師範に、その古式の風格と技法を紹介いただきました!

本誌2020年12月号の「一ヶ条」特集とも対になる、合気系武道の最基本を様々な方向から紐解いた本特集。各流各派の個性溢れる、されど確かな共通性の存在する「四方投げ」をぜひご覧ください!

特集の他にも注目記事が続きます。武術界きっての実戦の雄として勇名を馳せる蘇東成老師。数多の実戦経験に裏付けられた、そのリアルな技術と戦術はまさに驚異の一言。久々の本誌登場となる今回は、門派や様式といった、既定のスタイルを超越した普遍性を持ち、真の意味で実戦に通用する武術の本質と進化について語っていただきました!

ブルース・リーが創始した格闘芸術「ジークンドー(截拳道)」。その超合理的にして先進的なシステムは、様々なジャンルの修行者から 大きな注目を集めてきましたが、詳細な技術体系は未だ謎に包まれています。今号始動の隔月新連載では、ブルースの最晩年のプライベートスチューデント、テッド・ウォン師父より全ての技術と哲学を受け継いだ松岡ユタカ氏が、龍の遺産──ジークンドー・ラストステージの真実を明らかにします!

山井館道場で、木﨑克彦師範が教えるのは、遠距離の「和伝流手裏剣道」とゼロ距離の「山井流柔術拳法」からなる複合武術の技法です。それは、日用品を、身を護るための武器として活用することも可能にします。相手との距離により、戦い方を使い分ける総合的な“ハイブリッド武術”の体系。その真髄を、木﨑師範にお聞きしました!

沖縄空手の技法展開の一つとして知られる「夫婦手」。それは“両腕が互いを助け、一つの技法を完成させる”というだけに留まらない、空手の既成概念を打ち破る実戦技法の要諦なのです。その一端を、沖縄空手道拳法会静岡県支部「剛琉館」の佐藤哲治師範が説き明かします!

「古武術のカラダの使い方」には、身体動作を基礎から磨くためのヒントがある。そう提唱する高橋佳三先生は、実際に古武術的身体操法から得た気づきや感覚を指導に活用しています。古武術から得た知見の中から、身体操法の向上に繋がる動作やトレーニング法の幾つかを紹介していただきましたので、ぜひ自身の動きの質を根本から問い直すヒントにしてください!

武器で物体を斬り実戦の要領を実感できる世界に類のない武道、それが「抜刀道」です。真剣を用いて合理的な一刀両断の刀法を完成させ、競技化した現代武道。その中でも今回、創立30周年の歴史を持つ「日本抜刀道連盟」の全国大会の取材を通じて、日本刀への尊厳と武士の心身を鍛錬する「正統抜刀道」の真髄について迫りました!

名探偵シャーロック・ホームズが作中で披露した謎の武術「バリツ」。その基と目されるのが、バートン=ライトが19世紀末に英国で創始した護身術体系「バーティツ」です。今回は日本柔術の影響がより濃く感じられる、バーティツの“無手の技術”を、バートン=ライト自らが雑誌に寄稿した記事より翻訳紹介! バーティツの核である「体術編」、その後編をお届けします!

他にも、今回で最終回を迎える小山隆秀師の「津軽の剣」、宮下宗三氏の「温故知新養生法」、逆井則男師の「双伝”初見神流”武神館武道の極意」、松田哲博氏の「漱石と寅彦の『相撲の力学』問答」、山田雄司先生の「忍の細道」、真北斐図師の「十牛図と瞑想法」、グリゴリス・ミリアレシス氏の「世界の古武道通信!」など連載陣も絶好調! 黒田鉄山師、日野晃師、高岡英夫師らお馴染みの師範たちの連載も当然必見です!

武道・武術の魅力満載の月刊秘伝2021年12月号は、現在好評発売中です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでぜひお求め下さい!

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