【巻頭】墨絵画家・涌井陽一
墨絵で武道を描く
「動いていないことが美しい」
【特集】整体の祖・野口晴哉
「枯れぬ身心の教え」
【特別企画】秀徹・藤原将志
全身を連動させ最大の力を生み出す身体構造
「直芯の姿勢」をつくる!
【特別企画】兵法二天一流玄信会・深谷俊文
受け継がれる“宮本武蔵の剣”
二刀に託された真剣勝負の命懸けを伝える!
月刊秘伝2026年5月号が4月14日(火)発売です! 巻頭の「今月の秘伝なヒト」は、多くの武道雑誌や関連書籍などで、流麗にして迫力ある筆致の墨絵にて武道・武術を描く涌井陽一氏。墨と筆という古い歴史を持つ道具を使い、絵の中に独特な魂を吹き込む異色のアーティストに、その墨絵との出会いから、そこに託された思いを伺いました!

そして今号の特集テーマは、心身一如の観点から人間本来の活力を引き出す、唯一無二の一大体系「野口整体」を確立し、「整体」という言葉を創り出した
野口晴哉師。その教えは時を超え、今もなお枯れることはありません。本特集では、武術・治療・禅・ヨーガなど、現在様々なジャンルの第一線で活躍している身体のプロフェッショナルたちが語る、野口整体との出会いから得た大いなる学びを通じ、彼らの中に生き続ける、野口晴哉という偉大なる稀人のレガシーに迫りました!
まず第1章では
「野口晴哉物語」と題し、野口師が歩んだ波乱の生涯と遺した偉大なる功績を、身体の探求者・鈴木光彌師に綴っていただきました!

共に野口晴哉師の背中を追い続け、
河野智聖師は「心道」、
さえぐさ誠師は「互道」と、それぞれの想いのもとに武術と整体が一体となった新たなる体系を創始しました。特集第2章では、この武医の達人二人に、野口整体に連なる「武医同術」の身体智をテーマに語り合っていただきました!

野口整体における「整体」とは、体が「自然」な状態であり、それを取り戻すことで生命力が最大限に発揮されます。特集第3章では、野口晴哉師の高弟・田総康夫師に学んだ日比祥友師に、野口整体の根本にして核心たる「愉気」と「活元運動」の本質をご示演いただきました!

「生命を生かしきる」という野口晴哉師の「全生」思想。それは整体の枠にとどまらず、ヨガの世界でも活きています。特集第4章では、かつて野口整体を学び、現在は誰もが「全生」を目指せるヨガを提唱している鈴木洋子先生に、ヨガの道で開花した野口整体の教えを語っていただきました!

“ソマティック(身心相関的)禅僧”として、各界から注目を集めて久しい
藤田一照師。その禅の道の原点には、若き頃に出会った野口晴哉の教えがあるという。本特集の締めくくりとして、一照師ご自身に、野口整体との出会いから、先人たちとの邂逅、そして禅と全生への探究について、綴っていただきました。

「今や当たり前のように使用されている「整体」という言葉。それを世に生み出したのが、野口晴哉という存在です。そして野口師が創始した一大療術体系が「野口整体」であり、その他に類を見ない独自の技術と哲学は、今なお数多の人々に影響を与え続けています。今号の表紙では、そんな療術界の永遠のカリスマたる野口師の勇姿を、墨絵画家・涌井陽一氏に描いていただきました!
特集の他にも注目記事が続きます。呼吸と姿勢の効力を用いることで、身体のパワーを最大限に引き出す「秀徹」。創始者の
藤原将志師は、これまで示してきた理論をより分かりやすく核心的に表す「直芯」という言葉を新たに創り、「秀徹」の極意として提唱しています。「直芯の姿勢」をつくることで、身体が力まずとも自ずと強い力が出る状態になる。「直芯の姿勢」のつくり方について、姿勢が正しくつくれているのかを検証する幾つかのメソッドと共に、藤原師に詳しく解説してもらいました!
国内はもとより、広く海外においても“日本のサムライ”として知られた剣豪・宮本武蔵。その勇名を決定づけたのが、彼の最晩年の著書『五輪書』であることは間違いないでしょう。剣技の追求が諸事万端へ通じることを明かした事で高く評価される同書だが、その一方で、“真剣勝負”という一点に凝縮されたリアリズムで貫かれた筆致は、他の追随を許さない気迫に満ちています。そんな“武蔵の剣”を受け継ぐ若き伝承者へ、今号ではスポットを当てました!

元・新国劇の今清師と作家の
脇坂昌宏氏が、殺陣の歴史とその身体操作の真髄に迫る好評隔月連載。 第4回では、剱伎衆かむゐ・
島口哲朗師を直撃! 映画『キル・ビル』から『イクサガミ』まで、長きにわたり殺陣指導や振付に関わり、海外でも多数の公演を行ってきた島口師に、今回特別に立廻りを披露いただくとともに、熱き殺陣論を伺いました!
紀伊国が誇る世界遺産「熊野古道」をはじめ、厳島神社、鳴門の渦潮、姫路城、直島など、ウィリアム・リード師が行った日本古来の神性と自然に触れる旅。その道中で感得した、武道や芸事、ビジネス、全てに通じる深遠なインスピレーション。さらに困難な山道をナンバ歩きで踏破した体験を、リード師自身の筆で綴っていただきました!

伝説的な合気の達人・
岡本正剛の技を今に伝える大東流合気柔術六方会の山本宜仁師範によるオープンセミナー。そこへ空手界のスター・
中達也師範をはじめとする松濤館流空手の修行者が多数参加! 本土空手の雄たちが大東流の合気に触れるという、合気と空手の歴史的な邂逅となった本セミナーの模様をここにお伝えします!
去る2026年2月7日、京都府・リーガロイヤルホテル京都において、 立命館大学空手道部創部90周年記念式典が挙行されました。 その模様と共に、本土における剛柔流、 ひいては空手道史全体へも大きな影響を与えた 同部の90年のあゆみについて、 同部OBであり現コーチの宮國淳氏にご寄稿いただきました。

他にも、
増田俊也氏の「秘話、七帝柔道記(最終回)」、
野本禎師の「堀川伝大東流“やわらの術理”(最終回)」、
日野晃師の「武道者徒歩記」、
高岡英夫師の「武術の科学がスポーツの超進化を生む」、
宮平保師の「武術の道 〜沖縄功夫クロニクル〜」、
守屋達一郎師範の「自らを師に独り学ぶ道!」、
真北斐図師範の「太極拳に学ぶ上達のコツ」、
藤本靖師の「令和のゴッドハンドを訪ねて!」、ポール・マーティン氏の「刀と菊」など連載陣も絶好調!
武道・武術の魅力満載の
月刊秘伝2026年5月号は、4月14日(火)発売です。全国の書店、ネット書店、
秘伝ウェブショップなどでぜひお求め下さい!