相手を斬るための「太刀筋」には
身体軸と太刀の軌道を一致させなければなりません。
そして相手との截相(きりあい)には
それぞれの身体軸を統合していくことが必要です。
その具体例を「参學圓之太刀・斬釘截鐡」で説明します。
新隂流(しんかげりゅう)とは、剣聖・上泉伊勢守が戦国末期に創始し
第二代・柳生石舟斎の子・宗矩が徳川将軍家師範となることで盛名を確固とした剣術。
日本を代表とする剣術のひとつとして
映画、小説、テレビなどでたびたび扱われることでも有名な武術です。
この剣術の理想は「性自然(自然・自由で活発な働き)」の体現。
しかしながら、ここでいう自然とは「自分勝手な動き」とは違います。
本DVDではその性自然と「転(まろばし:反発のない心身と随敵)」を
・新隂流正統・尾州柳生家の伝承にある「太刀筋(斬るための筋と身体軸)」
・截相(きりあい)ための使太刀と打太刀の「身体軸の統合」
という術理を基に「参學圓之太刀(転の道の象徴である太刀〈形〉)」を中心に丁寧に解説。
一目見ただけでは読み取ることが難しい
形が持つ剣の攻防の意味と動きが良く分かる内容となっています。
・日本を代表する剣術の動きが知りたい
・体と剣の合理的操作を探求したい
・武術における「自由で自然な技」とは何かを学びたい
という方に是非、お勧めしたい内容となっています。
DVD◎【新隂流剣術】参學圓之太刀(さんがくえんのたち)編
指導監修◎井澤秀雄 いざわ ひでお