月刊秘伝2025年4月号
■特集 “一撃粉砕”を実現する、鋼の拳足獲得への想い
人体の武器化とその必然
試割る鍛錬
◎第1章 岡崎寛人 (極真館)
「試し割り」の中に空手の原点を見る!
◎第2章 空手道尚武会
“試割りの達人”藤本貞治が示した鍛錬の精華
◎第3章 朴禎賢 (テコンドー・ファラン朴武館)
テコンドー 技の威力への矜持
◎第4章 上地流空手道振興会修武館
「試割り」は攻撃のみならず 上地流空手“キタエの矜持”
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パリオリンピックでの日本人選手たちの奮闘に湧いた日々から数ヶ月が経った9月某日。そのオリンピックで柔道男子日本代表監督として選手を率いた鈴木桂治師への取材が実現した。選手時代には、2004年アテネオリンピックの金メダルを始め、多くの輝かしい戦績を残した鈴木師だが、その最大の要因とも言えるものが卓越した「足技」技術であった。特集第1章では、世界を制した「足技」の数々のほんの一部だが、鈴木師に実演してもらうと共に、足技を決めるための要諦と、技術を向上させるための取り組み方について、お話を伺った。