月刊秘伝2025年4月号
■特集 “一撃粉砕”を実現する、鋼の拳足獲得への想い
人体の武器化とその必然
試割る鍛錬
◎第1章 岡崎寛人 (極真館)
「試し割り」の中に空手の原点を見る!
◎第2章 空手道尚武会
“試割りの達人”藤本貞治が示した鍛錬の精華
◎第3章 朴禎賢 (テコンドー・ファラン朴武館)
テコンドー 技の威力への矜持
◎第4章 上地流空手道振興会修武館
「試割り」は攻撃のみならず 上地流空手“キタエの矜持”
……
60年前、当時の中国国家体育運動委員会は国民の健康レベルを向上するため、太極拳を普及することができるように、学びやすいものを制定しようという方針を決め、当時の武術研究室(現在の中国武術協会)はその指示を受け、李天驥老師に責任を持って新しい案を作らせることを決定した。
その後、試行錯誤が続き、その結果、遂に新しく、太極拳に対して深遠な影響を持つ、簡化24式太極拳の教材が誕生した。以来、太極拳は全国に広がり、今現在、健康運動として大いに普及されている。まさに、簡化24式太極拳の誕生は太極拳運動の発展だけでなく、中国思想としても全世界に広げられている一里塚であるといえる。
故・李天驥老師(号は龍飛)は、新中国体育開拓者・中国武術十大名師の一人・元中国武術協会副秘書長であり、日本の太極拳発展の父と言われている。
今回の交流表演大会は、簡化24式太極拳の誕生60周年を記念して、太極拳の交流を通じて健康と友好の輪を広げることを目指している。交流表演種目(全て集団演武)は、簡化24式太極拳をはじめ、48式、楊式、孫式太極拳、32式、42式、武当太極剣、太極扇、形意拳など。