月刊秘伝2025年5月号
■特集 武術(うーしゅう)、第二の故郷!? 沖縄にその強さを求めて!!
天行健中国武術館・宮平保
武術の実戦を体現!
◎自伝:空手の島と大陸拳法ロマン
◎“最新最古”中国武術実戦室 in OKINAWA
◎達人の技術&身体操作解析 by 中達也・河野智聖
◎特別対談:松林流空手三代目・長嶺文士郎
■巻頭グラビア
合気系武術 合同稽古交流会「四つの合気」
川上仁一×山田雄司「忍びの術から忍者の道へ!」
保江邦夫×北川貴英「冠光 ……
60年前、当時の中国国家体育運動委員会は国民の健康レベルを向上するため、太極拳を普及することができるように、学びやすいものを制定しようという方針を決め、当時の武術研究室(現在の中国武術協会)はその指示を受け、李天驥老師に責任を持って新しい案を作らせることを決定した。
その後、試行錯誤が続き、その結果、遂に新しく、太極拳に対して深遠な影響を持つ、簡化24式太極拳の教材が誕生した。以来、太極拳は全国に広がり、今現在、健康運動として大いに普及されている。まさに、簡化24式太極拳の誕生は太極拳運動の発展だけでなく、中国思想としても全世界に広げられている一里塚であるといえる。
故・李天驥老師(号は龍飛)は、新中国体育開拓者・中国武術十大名師の一人・元中国武術協会副秘書長であり、日本の太極拳発展の父と言われている。
今回の交流表演大会は、簡化24式太極拳の誕生60周年を記念して、太極拳の交流を通じて健康と友好の輪を広げることを目指している。交流表演種目(全て集団演武)は、簡化24式太極拳をはじめ、48式、楊式、孫式太極拳、32式、42式、武当太極剣、太極扇、形意拳など。