「マネキンや銅像は押せば倒れるが、人間は押したくらいでは倒れない。それは何故なのか?」この疑問の元、異才の物理学者・保江邦夫先生が武術の奥義を形而上学(※)的に考察。その結果をDVDで丁寧に解説してくれます。
まず大前提の定義は「三次元にある人間の体(物体)が安定して立っているのは、高次元にある本質に繋がっているから」。
そして、安定して立っている人間を不安定(崩す)にするには「体を高次元から支えている本質との繋がリを遮断すればいい」という考えに発展していきます。
その武術的方法が植芝盛平、塩田剛三、佐川幸義などが使っていたと思われる奥の手。手刀を作るという最も簡単な方法から始まり、肉体と気(気持ち)を完全に停止させるというやり方へと進みながら、自分の手を高次元にある奥の手に変えていきます。
そしてこの奥の手を使って、遮断する・ズラすなどして、相手の本質と体との繋がりをなくし、相手の安定を弱めていきます。その結果、相手はマネキンのような状態になるので、ごく軽い力でも、簡単に崩れていきます。
以上のような、解剖学はもちろん、いわゆる武術的身体操作とも一線を画した保江理論は、他では聞くことのできない、意欲的な内容になっています。
※…神・霊魂など目に見えないものを追求する学問
DVD◎【最新の合気術】
指導監修◎保江邦夫 やすえ くにお
紹介動画◎【最新の合気術】
指導動画◎【“力”と“気持ち”を捨てる】