古流武術最高峰の達人―
振武舘・黒田鉄山が拓いた「武術的身体」への道を行け!
月刊秘伝2024年8月号
好評発売中!

本誌『月刊秘伝』の看板的存在にして、古流武術界の至宝と呼ばれた振武舘第15代宗家・黒田鉄山師。
本年3月3日に御逝去され、その訃報は日本武術界を大きく揺るがせた。
今号特集では、この当代最高峰の達人が歩んだ軌跡と功績を振り返ると共に、流儀を超えて数多の武術修行者たちに影響を与えた、黒田鉄山という存在に今一度迫りたい。
“消える動き”と称えられた神速の術技と、極意理論によって導かれる「武術的身体」。
それは“永遠に消えない”鉄山師の遺産である。

発売日:2024年7月12日
定価:1,000円(税込)

月刊秘伝2024年8月号 
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書店では、今月号だけでなく秘伝誌のバックナンバーを始め弊社の書籍、DVDもお取り扱いお取り寄せが可能です。是非書店でお手にとってご覧ください。

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“消える動き”に至る武術遺産がここに!
特設ページ「神速の達人・黒田鉄山」公開中!

黒田鉄山師範の偉大なる功績を顕彰する特設ページ「神速の達人・黒田鉄山」がオープンしました!
これまでの長年にわたる取材を通じて本誌編集部が記録してきた黒田師範の映像、記事、写真、動画など、その一端をご紹介します!

特集第一章 『秘伝』的視点で観る「黒田鉄山論」

黒田鉄山という可能性の証明
黒田鉄山(振武舘 第十五代宗家)

古流武術最高峰の達人、黒田鉄山師は何を成し、何を遺したのか?
特集第一章では、鉄山師の軌跡を本誌『秘伝』をはじめとする武術メディアとの関連を通じて振り返りつつ、その偉大なる功績や“神速”と称えられた至高の術技を導く理論と武術的身体、そして、自らの生涯をもって示した古流武術の「可能性の証明」に迫る!

黒田鉄山 Kuroda Tetsuzan
1950年生まれ。振武舘第十五代宗家。黒田繁樹の長男として生を受ける。祖父・泰治の号「鉄心斎」や曾祖父・正郡の幼名「鉄之助」などから、「鉄山」と名付けられる。駒川改心流剣術、四心多久間四代見日流柔術、民弥流居合術のほか、椿木小天狗流棒術、誠玉小栗流殺活術の五流儀を宗家として伝えている。19歳のときに大日本武徳会より教士号を、20歳で古武道八段範士の称号を受ける。80年代後半より、「武術的身体の獲得」を根本に置く型稽古の本質的な追求を生涯続けた。『月刊秘伝』にて「鉄山に訊け」を連載。2024年3月3日(日)21時9分逝去。享年73。

特集第二章 『秘伝』の師範たちから黒田鉄山師へ

神速の達人に捧ぐメッセージ
甲野善紀(松聲館)
日野 晃(日野武道研究所)
河野智聖(心道)
中 達也(日本空手協会)
小林直紀(刀匠/二代康宏)

黒田鉄山師の存在は流儀の枠を超え、武術界に巨大な足跡を残した。
特集第二章では、生前に鉄山師と直接交流のあった五人の師範たちに、各々の視点から見た鉄山師の姿と印象的なエピソード、その体現された術技の凄まじさ、そして鉄山師との出会いが自身の武術探求において、どのような影響を与えたかを語っていただいた!

甲野善紀 Kono Yoshinori
1949年東京生まれ。武術研究者。 武術を通じて「人間にとっての自然」を探求しようと、78年に松聲館道場を起こし、技と術理を研究。99年頃からは武術に限らず、さまざまなスポーツへの応用に成果を得る。介護や楽器演奏、教育などの分野からの関心も高い。 著書『剣の精神誌』『古武術からの発想』、共著『身体から革命を起こす』など多数。 甲野善紀オンラインにて毎週動画を、夜間飛行にてメールマガジン『風の先、風の跡』を毎月配信中。

日野 晃 Hino Akira
1948年生まれ。「日野武道研究所」代表。大阪府出身。中学時代、独学で器械体操に取り組み、オリンピックの強化選手に選ばれる。ジャズドラマーを生業とする一方、武道では空手(糸東流)修行を皮切りに、武道の本質的な在り方や稽古法を探求。2008年からフランスを拠点に武道ワークショップも開始。東京・大阪他各地で講座を開き、精力的に展開、現在に至っている。「月刊秘伝」にて「武道者徒歩記」連載中。

河野智聖 Kono Chisei
人間の身体を「動き」から解析する「動体学」を提唱。整体、武術を通じて 日本人のカラダの使い方を研究し、「やまと武芸・心道」「快気法」「チセットヨーガ」「皮流操法」など、新しい体技を考案。東京と神戸を中心に、名古屋、沖縄で定期的に講座や講習会を開催中。武は愛なりを求めて「心道」講座講師。DVD『動体学入門』『「日本人力」を高める!』(BABジャパン刊)。「自由人(ミュート)」主宰。公式HP https://migiwa.life/

中 達也 Naka Tatsuya
1964生まれ。日本空手協会総本部師範(七段)。13歳の時に和道流の道場に入門し、空手を開始。高校時代は目黒高校空手道部、大学時代は拓殖大学空手道部に所属。数々の大会においてタイトルを獲得する。その後、日本空手協会の研修生(第28期卒業)となる。現在は、日本空手協会・大志塾を主宰し、後進の指導に当たっている。映画『黒帯』『ハイキック・ガール!』『KG』に出演するなど、その活動は幅広い。

小林直紀 Kobayashi Naoki
“鉄をも両断する斬鉄剣”として広く知られ、現代の刀剣界における孤高の存在であった刀匠・小林康宏を父に持ち、その刀銘「康宏」を受け継ぐ。振武舘第15代宗家・黒田鉄山師や神道夢想流杖心会創設者・松井健二師をはじめ、数多くの武術家の刀を手掛ける。現代においては失われた、“武器を超えた神器“たる古刀の魅力を「無垢鍛え」の中に再現すべく、今なおその歩みを続けている。

特集第三章 振武舘門弟が語る 我らが師 黒田鉄山

“消える動き”の極意世界
茅壁慎二 佐々木 研
前田博文 加藤丈博
山本正志 栗原 勉
ジョン・ブラード
チャールズ・マーカス
ジュリアン・プティフォール

黒田鉄山師の振武舘では、数多くの門弟たちが師の下で長きにわたって術技の研鑽を続けてきた。
彼ら振武舘門弟たちが鉄山師と共に稽古を重ねる中、師に導かれて見てきたものとは、一体いかなる境地なのか?
特集第三章では、門外の者では決して知り得ない“消える動き”の極意世界を、海外門弟を含む九人の生の声から探ってみたい。

特集第四章 後継者・黒田泰正に手渡された武の遺産

“神速”のレガシー
黒田泰正(振武舘 第十六代宗家)

“神速”の異名で称えられた、黒田鉄山師の卓抜の術技。
それは一代限りの神業でなく、その系譜を受け継ぐ者が存在する。
特集第四章では、鉄山師の御子息にして振武舘第十六代宗家となった黒田泰正師に、父にして師である鉄山師の知られざる一面や、後継者として手渡された“神速”の武術遺産を語っていただいた!

黒田泰正 Kuroda Yasumasa
1982年8月、振武舘第十五代宗家・黒田鉄山師範の長男として大宮市(現さいたま市)に生まれる。幼少時代から父の教えを受け、大学卒業後、国内及び欧米における海外合宿等助手として随行。副館長として指導、自らの修行として日々稽古に努める。2023年、振武舘の次代を継承し、第十六代宗家となる。

特集第五章 永遠なる黒田鉄山

武を志す者たちの内に
生き続ける達人の勇姿

当代最高峰の達人と呼ばれた黒田鉄山師。
その術技は武を志す全ての者にとっての憧憬であり続けた。
本特集のトリを飾る第五章では、鉄山師の訃報に際し、各種SNSに寄せられた師範及び読者諸兄のコメントを通じ、黒田鉄山という稀なる武人の姿を浮き彫りにする!

特設ページ「神速の達人・黒田鉄山」

古流武術界最高峰の達人が
歩んだ軌跡と遺した功績

黒田鉄山師範の生涯の軌跡は、まさに本誌『秘伝』と共に歩んだ歴史でもあった。
本特設ページでは黒田師範の偉大なる功績を顕彰し、その一端をご紹介する。
黒田師範の映像、記事、写真、動画など、ここにある全てが黒田鉄山という史上最高峰の達人が遺した足跡であり、永遠に色褪せることのない武術遺産である。
それはこれから先もずっと、武術を志す全ての者たち道標であり続けるだろう。

【巻頭】国際空道連盟 大道塾 二代目塾長 長田賢一
“ヒットマン”と呼ばれた空手家が新武道「空道」を背負い「武術の可能性」を追う
“倒す一撃”追求から“身体の理”の探求へ

80年代後半から90年代にかけて、いわゆるフルコンタクト空手を軸に大きく武道・格闘技界が揺れ動いた時期、当時の現役世代で〝顔面有りルールで最も強い〟と目された空手家の一人、それが空道・大道塾二代目塾長の長田賢一師範だった。〝ヒットマン〟の異名で知られた伝説の武道家が、新たに見出し、追求する「身体の理」とは!?

【特別企画】天庸流柔術 木鶏塾主宰 垣本雅史総師範
稀代の教える達人が日本柔術「技」体現への合理的“形と手順”を紐解く!
「型」で学ぶやわらの真ん中

「天地人」の“真ん中”をつなぐ術理の深奥が秘められた日本柔術(やわら)。その修練を長年にわたり重ね、「天庸流柔術」を創始した垣本雅史師は、達人技を教える“手だれ”としてもその腕前を発揮し、これまでに数多くの指導者たちを育ててきている。この度、垣本師による「天庸流の型」東京講習会を直撃取材。合理的階梯を行く“やわらの学び方”とは!?

【特別企画】中村尚人×日高靖夫
「伸ばす」ことの重要性を体感しよう!
しなやかで強い身体の育み方

理学療法士にして、ヨガやピラティスのインストラクターとしても活動する中村尚人師。
フィジカルトレーナー、メンタルコーチとして活動しつつ、「フレックストレーニング」を開発し、指導も行っている日高靖夫師。
今回、身体作りの専門家2人に、いろいろな観点から「身体」について語り合っていただいた。
両師の身体観と健康保持の要点、そのためのトレーニング法、身体の使い方に迫る!

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