日本柔術が秘めた独特なる殺法「当身術」の要諦
小佐野淳(国際水月塾武術協会)
掲載号:2022年2月号
MMAとして総合格闘技が普遍的に行われるようになった昨今、技術のツギハギではなく、“真の意味であらゆる武技が想定される中での突き蹴り”が醸成されたのが、古流柔術で工夫された“当身”である。今回、その造詣の深さでは斯界の第一人者といえる、国際水月塾武術協会の小佐野淳師範に、日本柔術が到達した“当身”の要諦について改めてまとめていただくと共に、当身技術に秀でた貴重な流儀の御紹介をいただいた。