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多田宏 Tada Hiroshi – 合気道多田塾

昭和4年(1929)12月14日生まれ。東京都出身。家はもともと対馬藩の侍(家老)であり家伝の弓術(日置流竹林派蕃派)をはじめ、武芸に秀でた先祖をもつ。早稲田大学法学部在学中、空手部に所属し師範 船越義珍先生に師事する。昭和25年(1950)3月4日植芝道場に入門、合気道創始者・植芝盛平先生に師事。同年5月、心身統一法の中村天風師に師事する。同年10月 山岡鉄舟の系統をひく禅と禊ぎの会「一九会道場」に入会しで修行する。昭和27年(1952)3月早稲田大学法学部卒業、就職せず合気道の稽古と日本武道の歴史の研究を専門とする。昭和32年(1957)(27歳)六段。財団法人合気会本部道場、防衛庁合気道部の師範となり、後に慶應義塾大学、学習院大学、、早稲田大学の各合気道会の創立に務め師範を務める。昭和36年(1961)自由が丘道場を創設、昭和39年(1964)合気道普及のため渡欧、ローマで稽古を始める。当初はヨーロッパ、アメリカを一年ほどで回る予定だったがイタリア内務省の要請で国家警察官に講習を行い又現地で入門した門人に請われて、以後6年間にわたり指導を行い、イタリア合気会を創設、ヨーロッパ各地で講習、稽古を行う。昭和45年(1970)東京芸術大学出身のバイオリニスト山川久美とローマで結婚、翌年帰国し、以後、日本とヨーロッパを往復して合気道指導にあたる。昭和51年(1976)吉祥寺にある禅曹洞宗月窓寺の住職村尾昭賢師と知り会い月窓寺道場が発足。昭和53年(1978)イタリア合気会は「日本伝統文化の会」としてイタリア政府公認の財団法人となる。平成6年(1994)九段、武道功労賞を受賞。現在、財団法人合気会本部道場、自由が丘道場、月窓寺道場、東京大学合気道気錬会師範、早稲田大学合気道会名誉師範。合気道多田塾を主宰。イタリア合気会主任教授。国際合気道連盟高等評議会委員。





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