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沖縄空手の超接近技法の探求。佐藤哲治先生のDVD【首里手・泊手のナイハンチ】が好評発売中。

遠い間合いで戦う首里手、近い間合いの攻防を主とする那覇手。
このイメージに反して、沖縄空手の型は、いずれも「超接近戦」に通じます。

th_GRK_2Da(616.jpg実戦の勇と謳われた本部朝基(首里手系空手の大家)が得意とした首里手・泊手の基本型「ナイハンチ」を那覇手系技術との関連と共に丁寧に分析した意欲的なDVDの登場です。

例えば型の冒頭にある体を左に向けての「下段払い」「鉤突き」という動き。この動作は那覇手剛柔流の代表的な型であるセイサンにも出てくる動作です。

これを剛柔流拳法として分解すると「下腹部への下段打ち」から、この手を背中に回り込ませつつ、「鉤突き」で「挟み打ち」するという一例が挙げられます。

さらに背中に回り込ませた手は、単に相手を固定するのではなく、拇指拳にして「腎臓を打ち込む」という技法となります。このように「超接近」の間合いを想定して型を解釈していくと、今までのイメージに留まらない技の可能性が見えてきます。

他にも「ガマク」「ムチ身」という沖縄空手に共通する体の使い方、空手の柔術技法である「取手(トゥイディ)」、両手を連動させて使う「夫婦手(ミートゥディ)」という超接近技法も丁寧に解説。

流派を超えた沖縄空手の「共通技法・戦術」を知りたい・学びたいという愛好家の皆さんに、おすすめの内容です。


DVD◎剛柔流空手で解く【首里手・泊手のナイハンチ】沖縄空手の超接近技法
関連動画1◎【首里手・泊手のナイハンチ】紹介映像
関連動画2◎本部朝基の写真から紐解く。【虚をつく仮当て技法】
指導/監修◎佐藤哲治(沖縄空手道拳法会剛琉館師範)
関連BOOK◎【空手の不思議】不合理に見える基本技。その真の凄さとは!
関連DVD◎【型を活かす稽古法】ガマク・チンクチと歩法を学ぶ

GRK_2D4a.jpgGRK_2D4b.jpgGRK_2D4c.jpgGRK_2D4d.jpg

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月刊秘伝2024年5月号

2024年4月12日 発売

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