月刊秘伝2021年8月号が7月14日(水)に発売となります!
◎巻頭の「今月の秘伝なヒト」は、鹿島神流免許皆伝の腕前で古流や侍の歴史を研究しているカール・フライデー博士がご登場! 歴史学者の視点から、実は誤謬に満ちた(!?)「サムライ神話」の数々についてお話を伺いました。
◎そして本号では武術が生んだ超近接打法「寸勁」を大特集。ブルース・リーのデモンストレーションにより一躍有名となった「ワンインチパンチ」。わずか拳一つ分空けた状態より、拳を加速させる距離なくして相手に効かせる「寸勁」打法は、 中国武術をはじめとした多くの武術が養成し用いる「力の運用法」の一環であり、 古くから考案され伝わってきた必倒の「近接戦闘術」です。
本特集では、中国武術・宮平保師、Deffic・丹勇二師、システマ・北川貴英師、中達也師という豪華師範たちにご登場いただき、寸勁の"強力な威力"の秘密はもとより、 「なぜ武術に寸勁は必要なのか」「それをどのように使うのか」、 様々な武術における"寸勁の真の姿"を紹介いただきました。
また、特集コラム「老師たちの寸勁私観」では、太極拳・安田洋介師、八卦掌・伊与久大吾師、太気拳・松井欧時朗師、形意拳・小幡良祐師が、それぞれの流派・門派に伝わる寸勁技法、師匠の寸勁の感触などについて、コラム文を特別寄稿、こちらも見逃せません !!
◎特集の他にも注目記事が続きます。
「昭和・平成を彩った四人の巨星たち」古賀稔彦、沢村忠、東孝、ヤン・カレンバッハ......。2021年前半に惜しまれつつも亡くなられた彼ら四人の"時代を作った挑戦者"たちを追悼し、その足跡から我々が学ぶべきことを考察し、合わせて顕彰を試みました。
梁山泊空手における「一撃打倒」の技の威力に迫る! 梁山泊空手道連合 総帥・富樫宜弘最高師範に訊く"最小のモーションから最大の威力を生み出す"打撃理論を紹介いただきました。
豊かな文明と引き換えに、現代の人類が失った驚異的な身体能力。 それを呼び覚ますための鍵は〝五感〟にあると語る平直行師。 視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚、これらを研ぎ澄ます事でカラダを変える。 古の武術の知恵から生まれた、新たなる平式身体メソッドを紹介!
「アマチュア格闘技58冠王」の異名を持つ実力者、 ねわざワールド品川代表・長谷川秀樹選手が、道場開設10周年を記念する格闘技イベント「柔術やろうぜ!」を開催。アマチュア選手と超一流のプロ選手が、同じリングで 直接手を合わせるという、夢のような格闘技の宴を 現地より徹底レポート。
作刀に携わり40年以上、武道の経歴はそれ以上という、 国内でも稀有な存在である〝刀鍛冶武道家〟松葉國正師範。 「合気道は剣の術理から成り立っている」とはよく言われることですが、 今回、武の器としての日本刀の歴史・用法、剣の術理が、 なぜ合気道の心・気・技・体に結びついていくのかを、松葉師範が追求する「劍心合気道」の特徴とともに寄稿いただきました。
合気道や大東流に関する様々な記事やアーカイブを紹介している 英語WEBサイト「Aikido Jornal」。 過日、本サイト上にて公開されたダン・イノサント師父が語る "ブルース・リーと合気道"についてのインタビュー記事を、 特別に本誌誌面上にても紹介!(写真提供◎Aikido Journal)
李書文が伝えた剛猛なる一撃を堅持し、綺羅星の如き名人達人を生み出し続けた 長春八極拳における「兵器=武器術」について、本場長春の長老たる何松吉老師と、その高弟の一人である初志老師が大紹介。
その他、先ごろ実施された「武道ツーリズム事業者に関するアンケート調査2020」結果報告記事、虎ノ門金刀比羅宮奉納「第三回東日本古武道交流演武大会」レポート、古武道研究会明神館・早坂義文師範による「扶桑(日本伝)鎌術」紹介記事と、特別記事が盛りだくさんです。
◎また、本号より真北斐図師範による新連載「十牛図と瞑想法」がスタート! 〝本来の自分に目覚める〟というプロセスを10の段階で表す 十牛図の流れとともに、 様々な瞑想法を誰もができる形で毎回紹介していきます。
他にも小山隆秀師の「津軽の剣」、逆井則男師の「双伝"初見神流"武神館武道の極意」、宮下宗三氏の「温故知新養生法」、山田雄司先生の「忍の細道」、グリゴリス・ミリアレシス氏の「世界の古武道通信!」など連載陣も絶好調! 日野晃師、黒田鉄山師、高岡英夫師らお馴染みの師範たちの連載も当然必見です!
武道・武術の魅力満載の月刊秘伝2021年8月号は、7月14日(水)発売です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでぜひお求め下さい!