秘伝トピックス

【巻頭】無雙直傳英信流・小川流水×講談師・旭堂南春
剣士とアメリカ人女性講談師が語る！ 龍馬と「名刀物語」

【特集】合気の基本にして極意！ 「一ヶ条」解体新書

【注目記事１】浦上同門会・礒部孝会長に訊く！
日置流弓術「紅葉重ね」の教えとは!?

【注目記事２】注目道場の本部稽古を体験！合気道神武錬成塾 白川竜次道場長
次世代合気道家のための自主稽古レシピ‼

月刊秘伝12月号が11月14日（木）に発売となります。
巻頭の「今月の秘伝なヒト」は、坂本龍馬に魅せられて来日し、現在は上方芸能の世界で活躍中の注目アメリカ人女性講談師・旭堂南春師と、その「刀と居合」の師匠である無雙直傳英信流剣士・小川流水師による日米師弟対談！

小川師が店主を務める 大正十年創業、百年続く老舗「平岡珈琲店」にて行われた剣士と講談師による 「日本人と刀」の物語は、龍馬の姿を通じて、日本人の日本人たる美しさ、伝統の価値を一味違った視点から気付かせてくれます。

そして今号の特集は、合気の基本にして極意「一ヶ条」解体新書！
あらゆる合気技法に通じる"はじめの一"というべき、このシンプルにして
深遠なる技法を、伝説的達人たちの技を受け継ぐ四師範にそれぞれ示して頂きました！

まず先陣を切るのは、大東流合気柔術中興の祖 武田惣角の嫡子、武田時宗の伝を受け継ぐ石橋義久師範の「一本捕」。それは実に大東流の九割を構成するものであり、「大東流は徒手の剣法である」という惣角の言葉通り、剣の術理によって技を極める、 合気柔術の初手にして最極意を紹介します！ 

続く第二章は、大東流合気柔術における"不世出の達人"と謳われた佐川幸義宗範の教えを直に受けた高弟 吉丸慶雪師範の後継者、有満庄司師範が佐川派大東流の最も基本となる「一元」を徹底解説！佐川宗範ならではの創意工夫が施された独自の型で、崩しの極意を習得します！

第三章は合気道開祖 植芝盛平翁の薫陶を受け、現在では世界20ヶ国以上に支部を持つ合気道小林道場を率いる小林保雄総師範。今や数少ない開祖の直弟子である小林総師範が、合気道の"第一の教え"とされる「一教」に秘められた捌きと崩しの核を示します！

ラストの第四章では実戦名人 塩田剛三の高弟である養神館合気道龍の安藤毎夫師範に、植芝盛平翁の「第一法」に込められた理合を次代に伝えるための教材として工夫、制定された「一ヶ条」について詳しく解説して頂きました！

さらに本特集にご登場頂いた四師範による「一ヶ条スペシャルコラボムービー」もございますので、こちらもぜひご覧下さい！四者四様の個性豊かな一ヶ条は、まさに必見です！

特集の他にも注目記事が続きます。 
日置流の中でも、「貫（貫通力）、中（命中）、久（長きにわたる達成）」にその特徴が集約される日置流印西派を伝え広めた浦上栄、博子師範の薫陶を長年受けてきた礒部孝師に、日置流独自の手の内「紅葉重ね」について訊ねるべく、弓道写真家として活躍している奥野浩次氏が直撃取材！

YouTubeやFacebookなどを通じ、世界中から注目を集める気鋭の合気道家・白川竜次師範の特別記事も見逃せません。白川師範の華麗にしてダイナミックな技法の数々は、いかなる稽古、合気道観から育まれているのか!?
今回はその源泉を探るべく、仙台にある合気道神武錬成塾の本部道場稽古を特別体験した模様をお届けします！
白川師範が提唱する、これからを担う次世代合気道家のための自主稽古レシピとは!?

今号より不定期シリーズとしてお届けする「手裏剣な人々」。その第１回に登場いただくのは、「鉄扇堂」店主として手裏剣や鉄扇などの武器を製作、販売するとともに、手裏剣の打ち手としても高い技量を有する黒澤慧大氏。2014年より根岸流手裏剣術を学ぶとともに、長年独自の技術を磨いてきた。剣や柔の術理にも通じるという、その投擲法をここに公開！

"古流武術の試合化"におけるパイオニアとして名高い武田流中村派。昨年7月に逝去された中村久初代宗家の御子息であり、その技と精神を継ぐ中村修士二代目宗家が流儀継承への想いと決意を、二代にわたって流儀を支える小野泰正奥伝師範のアシストも交えて語ります！

トップ選手のみが出場を許される世界転戦方式の空手大会「プレミアリーグ」。「プレ五輪大会」としても位置づけられ、会場も五輪本番と同じく日本武道館にて開催された本大会。その試合と活躍、そして日本空手松涛連盟・香川政夫師範へのインタビューから、一年後、日本空手が五輪の舞台を熱狂させるための"条件"を探ります！


達人・塩田剛三が創始した養神館。その演武大会には、年齢も経験も様々な合気道家たちが毎年多数参加します。「競技演武」、「団体演武」、「模範演武」、そこで競われ、示演される合気道からは、楽しさに溢れながらも「強さ」を求める、凛とした空気が貫かれているのが感じられます。「養神館ストロングスタイル此処に在り」。そんな第64回養神館合気道総合演武大会の模様を徹底レポート！
 
他にも真北斐図先生の「図形と武術」、山田雄司先生の「忍の細道」、小山隆秀師の「ツガルの剣」、今野敏先生の「チャンミーグヮーの手」、長谷川智師の「"修験道"即ち心身向上」、那嵯涼介氏の「キャッチ・アズ・キャッチ・キャン概史 WHAT IS CATCH AS CATCH CAN?」など連載陣も絶好調！ 黒田鉄山師、日野晃師、高岡英夫師らお馴染みの師範たちの連載も当然必見です！

 武道・武術の魅力満載の月刊秘伝12月号は、11月14日（木）発売です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでぜひお求め下さい！