散打(※)国際大会の草創期、
日本代表として活躍した
阿久澤稔師範は、その経験から現代体育視点とは異なる武術的運動のための
基本錬功(訓練)の重要性を認識しました。
そこで
日本の古武術・体術なども修行し
武術的な体作りと身体運用法を研究、2003年には
阿吽会を発足しました。スタイルや流派を問わない、
武術の原理探求という武術アプローチの
先駆けの一つといえる団体です。
本DVDはその
原理の実際を惜しみなく
簡潔に紹介していきます。
※…中国武術の組手試合
まず阿吽会では、
大前提として「本来
武術とは武器での殺し合いであって、素手で殴り合うことではない」という考えを元にしています。ですから、あらゆる訓練で
武器を持っているかのような
姿勢と体の
動かし方が意識されます。
また、この
武器術的動きに注力していくと、自ずと求められてくるのが「
身体構造(内部)の理解」です。そして、この内部の運用が深まると、
根幹の力である原動力(内功)を出せるようになってきます。
さらに
武器術的動きと
内部の運用でハッキリさせた
正中線を
センサー化(相手との接点まで正中線を出し攻防の起点とする)し、
十字の動き(身体の中心を十字に動かし、攻撃の線を外し相手の中心を捉える)で
対人の訓練を行っていきます。
そして最終的には、武器(的な動き)を手放し、
五体を道具のように使えるようにしていきます。
DVD◎阿吽会 阿久澤稔総師範
【武術の要諦】
指導監修◎
阿久澤稔 あくざわ みのる
紹介動画◎阿吽会 阿久澤稔総師範
【武術の要諦】
指導動画◎阿吽会 宮川和久師範
【打撃の制御例】