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第52回全日本合気道演武大会


















 さる5月24日(土)、日本武道館において、第52回全日本合気道演武大会が、公益財団法人合気会の主催で開催された。今年も海外からの参加者もふくめ、合気道を学ぶ約7900名もの人たちが集結し、演武者として日頃の修練の成果を披露する大会となった。
 大会の始めには、植芝守央道主の挨拶があり、「この50年、合気道は想像がつかないほどの広がりを見せ、世界95ヶ国にその裾野を広げています。大きな輪を広げた合気道ですが、稽古をされていない方々に一層理解して頂きたいと存じます」と、合気道のさらなる普及、発展を願う言葉が述べられた。そして、この全日本合気道演武大会こそが、そのための最高の場である、ということにも触れられていた。
 その後行われた各道場、社会人団体、学生団体らの演武では、参加人数は団体ごとに異なるものの、各団体がとても活気溢れる雰囲気の中、各々のレベルに合わせた技を掛け合っていたのが印象的であった。
 逆に師範演武が始まると、館内に緊張感が漂う雰囲気が伝わってきた。特に大会の最後に行われた植芝道主の演武では、道主の入場とともに館内全体が静寂に包まれ、観衆の注目が道主の一つひとつの動きに注がれていた。



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