月刊秘伝2024年12月号
■特集 力を0化する!!
武術が到達した“柔の極致”
化勁
序章『化勁とは何か』
第1章『化勁の実戦用法』 宮平保(天行健中国武術館)
第2章『合気と化勁を繋ぐ術技』 高瀬道雄×臼井真琴×有満庄司
第3章『推手で磨く化勁の理』 日本武術太極拳連盟
第4章『化勁を錬る一人稽古』 遠藤靖彦(太我会)
■巻頭グラビア
中達也「形稽古の極意指南!」
佐久間錦二「新始動! 佐川合気実験室」
ベンジャミン ……
340年の歴史を誇る古流居合の無外流。その全国組織である国際居合道連盟鵬玉会が主催する、全日本大会『第7回全日本居合道 試し斬り選手権大会』が今年も開催されます。
本大会は形の初太刀の抜き打ちで斬る、まさに居合道における実戦スタイルで行われます。
抜刀した状態から振りかぶり、間合いを図って行われる試し斬りとは異なり、刀を鞘に納めた状態から抜刀の初太刀にて試し斬りを行います。この技術を磨いた選手が全国から集まり技を競います。
昨年は福岡城にて開催され、今年は松本市スポーツ事業推進課、松本市教育委員会の後援を得て、国宝松本城にて開催されます。
無外流居合は新選組三番隊斎藤一隊長で有名な流派です。その技は、抜刀した状態からの剣術ではなく、「抜き打ちの初太刀」という哲学でなりたっています。
無外流の流祖辻月丹、その340年ほど前の言動を記した「辻無外伝」には、弟子のかたき討ちに際して「初太刀の一腰」、つまり抜き打ちで斬ることが記されています。
「居合」にこだわり、形の初太刀で斬る、大会に参加する会員はその技術を競い合います。
2023年10月28日(日)12:00~16:00
国宝松本城 二の丸御殿跡 長野県松本市丸の内4-1