小口昭宣 島津兼治 平直行
2014年4月号にて掲載された伝統療法を今に受け継ぐ三師範によるスペシャル鼎談。日本では近代化の過程で、西洋医学が取り入れられる一方、古くから我が国に伝わってきた伝統療法は衰退の一途を辿った。しかし、人体に対して無理をしない〝身体に優しい〟伝統療法が、現代社会において再び注目を集め始めている。古式腱引き療法を受け継ぎ普及にも努める小口昭宣先生、柳生心眼流竹翁舎主宰者にして武術療法を伝承する島津兼治先生、格闘家から伝統武術の世界に進んだ平直行先生の三人に、伝統療法の本当の凄さと、現代社会におけるその役割について語っていただいた。