月刊秘伝2020年12月号が11月13日(金)に発売となります。
巻頭インタビュー今月の「秘伝なヒト!」には、女殺陣師・山野亜紀師が登場。"伝説の殺陣師"林邦史朗師の傍で長らく、その殺陣哲学を感じとってきた"女・邦史朗"山野師が、林師範から受け継いだ殺陣師としての志を語ります。
本号の特集は「居合・抜刀」です! 日本刀剣を用いた武道・武術の中、 剣術を表看板とするならば、〝裏看板〟とも言える 居合・抜刀術は、その「形、思想、稽古法」と、 もっとも〝日本的〟な武道・武術であると言えるのではないでしょうか。 本特集では、現在最大の修練者を有する名流から、 知られざる古流諸流の戦術と稽古法、 そして現代を代表する達人の居合観、身体操作まで、 古今を貫く居合・抜刀の哲学と実践──、 日本武術が生んだ至宝の術と道について、 改めて稽えてみたいと思います。
今月も注目の特別企画が盛りだくさんです!
天心象水流・岩城象水宗家を直撃した「殺法を超えた『やわら』とは!?」──長年にわたって打撃・殺法を錬磨してきた岩城師範が 最終的にたどり着いたのが、力を完全否定した「やわら」の世界。老子が万物の根源と説く「玄」によって象られる新たな武芸と術理に大注目です!
天然理心流武術保存会 加藤恭司師範「復活!『撃剣』稽古」──近藤勇系統「撥雲館」道場傳の貴重な「撃剣」稽古を現在に伝える同団体。防具・竹刀による「組む・投げる・極める・絞める」が 総合された技の研鑽は、まさに江戸の剣士たちが行っていた"剣五分、柔五分"のフルコンタクト稽古です。 実際に撃ち当てるからこそ見えてくる 「剣の理」と撃剣ならではの技法を紹介!
紅葉台木曽馬牧場と「里山武芸舎」生田覚通師が主導する馬上武芸復興企画、秘伝10月号掲載の前編記事が大きな話題を生んだ「軍馬術 武芸としての乗馬」後編を本号にて紹介。今回は和式馬術における騎乗の姿勢の大事から戦う馬のコントロール法についてまで解説していきます。
合気道開祖生誕の地、探訪のススメ!──紀伊国・田辺、そこは世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の 入り口にして、合気道創始者・植芝盛平翁の故郷。 この地に、待望の「植芝盛平記念館」がオープンしました! 日本有数の景勝地で育まれた、武道、スピリチュアリズム、 エコロジーへの芽生えを、「武道史跡探訪シリーズ」でお馴染みの福岡雅巳氏が、 地元ガイドとして武道ツーリズムの視点から様々な見所を御紹介します。
「芯伝整体」を開発し、和身塾を主宰する山崎真吾師は、プロの施術家にも指導を行う身体操法のエキスパートである。師が開発した潜在能力を発揮する数々のワークの中から、〝中心〟の感覚を養い、相手の〝芯〟に伝える「和の身体の使い方」を紹介!
"自然法則を活かし、相手をも活かすことで、筋力に頼らない技法を生成する" そんなコンセプトから「活法合気道」を提唱し、大阪の地を中心に活動する武田有功師範。 合気道本来の深遠な技の世界への入り口ともなり得る「脱力の意味」や「力を抜くための稽古法」の一部をご紹介いただきました。
倉部至誠堂による好評連載「合気速習ネクスト・ステージ」。今回はその番外総集編として、代表的な3つの原理を改めて解説すると共に、 最新の研究成果である「合気モード」と「筋電流」を組み合わせた合気術を紹介。
徒手だけでなく武器まで含めた、直接打撃による斬突蹴投の自由攻防を行う稽古会。それがマーシャルアーツジャム・小川正人師範の主宰する 「総合武道格闘術」だ。武器から徒手、徒手から武器を見渡す、 全ジャンルの武道修行者が参加可能な画期的実践の場をここに紹介!
羽黒派古修験道 先達・長谷川智師による好評連載「"修験道"是即ち身心向上」も本号でいよいよ最終回。最後にご紹介いただくのは、いろいろな心境を取り出しやすくするポーズなど、 身体と心の繋がりを活かしたワークです。お見逃しなく!
他にも高岡英夫師「歩きで鍛える"歩道"入門」、岡部武央師「瞑想で強くなる」、小山隆秀師「津軽の剣」、大嶋良介師「セブ島のアーニス」、渡邊康人師「私たちのプランC」、 黒田鉄山師「鉄山に訊け!」、山田雄司先生「忍の細道」、ミリアレシス氏「世界の古武道道場通信!」など連載陣も絶好調!
武道・武術の魅力満載の月刊秘伝2020年12月号は、11月13日(金)発売です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでぜひお求め下さい!