套路(一人型)の訓練が中心を占めることの多い
太極拳。その訓練の性質上、
ネット動画・書籍で手順は学べても、
体や力の使い方は
不明になりやすいです。
そこで
本DVDでは、整勁を主題とした
一路(※)の貴重な表演を中心に、
伝説の太極拳指導者・遠藤靖彦先生が中級者向けの
套路と体の使い方のポイントを
簡潔に解説していきます。
学びのテーマは「
螺旋の運動」「
剛柔の相済」「
捨己従人」。
螺旋の運動とは
全身を繋げるための
回転をともなう動作のことで、大きく分けると
順纏絲(外回転)と
逆纏絲(内回転)があり、これらの
運動を転換しながら行うことで、
武術的・鍛錬的・健康的の
三つの側面から効果が得られます。
また剛柔の相済とは
太極拳という武術を形作るのに重要な考えで、体と動き(技)をともに「
隠せば柔 表せば剛 外に柔軟 内に剛堅」にしていきます。
さらに
己を捨て相手に従うという
捨己従人の
対人論・技術で
組手(推手)を訓練していくことで、武術としての体や力の使い方が磨いていけます。
「太極拳は無力で良いということではありません。
功夫を練ることで身につく
柔勁が必要です」。このように述べる遠藤先生の言葉と各種の解説・指導は、太極拳に限らず武術を学ぶ上で、
大きな気づきがある内容となっています。
※…陳式太極拳の代表的套路
DVD◎
【陳式太極拳】柔を練って剛にする武術
指導監修◎
遠藤靖彦 えんどう せいげん
紹介動画◎
【陳式太極拳】
指導動画◎
【捨己従人の双人推手】