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氣空術とは? ?「二方向」「二触法」などの動きで倒す、投げる、崩す?


「身体で動き、身体で表現する芸術」であるという氣空術──
この度、「氣空術」名古屋支部長を務めている小磯康幸師よりその紹介レポートを寄稿いただいた。稽古の様子を撮影した動画と一緒に紹介しよう!

氣空術とは


氣空術とは空手家、畑村洋数が長年にわたる修練の中で編み出した武術です。それは筋力に頼ることのない、日本武道の奥義と言われる「合気の技」を用いています (注:合気道とは異なります) 。稽古では氣空術独自の「二方向」、「二触法」などの動きで倒す、投げる、崩すという技術を体得しますが、従来の筋力行使による技とは異なります。また、関節を決めるような技でもありません。一言で言うと、相手に対処しようとする反応を起こさせない技。これが正しく決まれば抵抗感なく、気持ち良く倒し、倒されるのです。力対力の衝突、ぶつかり合いではなく、柔らかく自然な動きを行使する事で技ができる...ここが氣空術のポイントです。通常の意味で言われる肉体的な鍛錬はしないため、武道、武術の経験者から未経験の方や女性、年配の方まで幅広く学べる稽古が行われています。




氣空術、その稽古内容


・技に活かせる基本を学ぶ!
氣空術の稽古は身体の柔軟性を高める独自の操体法から、基本である「くっつく掌」、「合気起こし」、「合気上げ」「重みは真下の感覚会得」などを行います。初めて、これを体験される方は「こんなことがどう、技に応用されるんだろう」と戸惑うかもしれません。しかし、こうした動きを体内感覚でつかんでいくことが実際の技に応用・発展していきます。

・力を入れずに力を出す!
氣空術の重要な基本キーワード。それは「力を入れずに力を出す!」です。人間が本来、有する無駄のない動きを培う稽古。筋力由来のスピード、パワーの技ではありません。通常の武道とは違い、「鍛える」のでもありません。だから、武道・武術・格闘技未経験者の方でも、あるいは非力な女性でも無理なく、その技や動きをつかめる稽古内容になっています。

・自然な動きを感覚でつかむ!
氣空術の技は「合気」という武術の動きを術として、体系化したものです。代表的なものとして、相手に対処しようとする反応を起こさせずに投げ、崩す「二方向」、「二触法」などの技がありますが、いずれも型稽古、演武的な稽古をするのではありません。僅かな圧と結びで合気をかける。その感覚を心身両面にわたって、体感しながら習得していきます。








氣空術HP
気空術ブログ(小磯氏)




DVD『合氣と空手の融合 氣空術 新次元の受けと突き』


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