月刊秘伝2023年4月号
特集 不争不敗の武術「実戦の極意」とは!?
達人・植芝盛平の大いなる遺産
「負けない」合気道!
◎序章 清水豊(煉丹修道 両儀堂)
植芝盛平の実戦極意
◎第1章 飯田イチロオ(成城合気道クラブ)
開祖の言葉を実践する
◎第2章 太田孝一(合気道川越道場)
生き残るための合気道
◎第3章 佐藤忠之(日本合気道協会)
富木合気道の実戦哲学
◎第4章 白川竜次(合気道神武錬成塾)
“負けない”柔軟な発想力
……
中国武術への興味や実際にその技術を学ぶキッカケとなったものに、1970年代〜90年代にかけて制作され、世界的に多大な影響を与えた香港映画の数々がある。ブルース・リーを筆頭にジャッキー・チェン、ジェット・リー(李連傑)といった代表的な香港カンフー・スターはもちろん、近年では映画「マトリックス」シリーズなどでアクション指導を手掛けたユエン・ウーピンなど、肉体アクションに欠かせぬ人材が今なお、生み出され続けている。
そんな、香港映画の武師(スタントマン)たちの真の姿を伝えるのが、この映画『カンフースタントマン 龍虎武師』(原題:龍虎武師)である。危険なシーンにも命を顧みず、けっしてNO!と言わずに華麗かつ危険なアクションへ挑んだ有名無名な男たち。日本でもおなじみのサモ・ハンやブルース・リャン、ユエン・ウーピン、ドニー・イェン、ツイ・ハーク、エリック・ツァン、アンドリュー・ラウほか、名だたる香港映画人たちや実際に活躍した武師たちの証言、そして映画のシーンを交えて、有名スターの代役として数々の危険なシーンへ挑んだ若手から、あるいは時に役者、時にアクション監督という彼らの八面六臂の活躍が縦横無尽に描かれる。
公開は2023年1月6日より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。日本語字幕監修を担当された、日本人唯一の香港スタントマン協会の会員でもある谷垣健治氏をして、「自分にとってのアクションの原風景がここにある」と言わしめた本作。アクション香港映画人たちのインタビューだけでなく、貴重なメイキングなど膨大なアーカイブ映像で贈る、香港アクション映画の歴史を網羅した怒涛の作品がついに日本上陸! 合言葉は「Never Say No!」だ!!