『月刊秘伝』1月号が、12月13日(土)発売となります!
今月号は、太気拳宗師 澤井健一をして唯一人「気が出た」と言わしめ、その全伝を受け継ぎ、齢七十に達しようという今も尚、『完璧にして絶対なる技』――神技を探求し続ける、岩間統正師範を大特集。
岩間師範の武に彩られた生涯を紹介すべく、中摩徹少林流家元と伊藤幸夫筆頭師範に「岩間師範の原点・少林流空手」について、また「岩間太気」を継ぐ城浩師範・加藤徹師範・八田健二師範・野口健師範に「我らが師 岩間統正」についてご紹介いただいた。そして、究極の武技へと到る”戦機”を、異種格闘技の試合映像を見ながら、岩間師範自らに「口伝」解説していただきました!
本号では毎年秋に開催されている「大刀剣市」に、中国武術家にして名うての愛刀家、中川二三生師範に同行させていただき、取材を敢行!目がくらむほどの刀剣、各種武器、武具の数々を実際に目にし、話を聞くと、驚きと発見のオンパレード。そこは”みんな大好き”刀剣世界の「ワンダーランド」でした!
特別コラボ企画として、「伝説の格闘家」中井祐樹師と「システマ東京」北川貴英師の朝日カルチャーセンター立川教室での「柔術×システマ」講座の模様をご紹介!格闘技を補完するもの、人生を補完するものとして、柔術とシステマのそれぞれの考えと技術は必見です。次号掲載予定の後編では、北川師がパラエストラ道場を訪問し、外国武術を日本へ広めた先達として、中井師の格闘・武術観と、そこに到る烈しく真摯な道のりを、たっぷりお聞ききしました。こちらもお見逃しなく!
国際拳法術宗主キモ・フェレイラ師範が久々に来日!軍、特殊部隊、警察と現代の”実働最前線”に指導を続けている「対武器戦闘術」を紹介いただきました。編集部が身を粉にして(?)体験した「CQC(近接格闘)」の感想は、「とにかく早い……痛い……」。その理は極めて単純である故極めて効果的であることを、汗と涙の末に実感しました。
本誌11月号で既報の通り、長年「合気錬体会」を主宰し、「合気」「発勁」といった武術の精華の実相を探究、様々な形で合気理論の解明への大きな手掛かりを遺した吉丸慶雪師範が、去る9月20日、永眠されました。本号では追悼の意とともに、沖縄伝剛柔流空手を学び、〝不世出の達人〟と知られる佐川幸義宗範に合気の深奥を学んだ吉丸師範の生涯を、その生涯を、改めて振り返えさせていただきました。
その他、岡田 慎一郎氏「異分野から学び取る、より合理的な身体運用の妙」、西原治師範「沖縄拳法に伝わる”手”の極意(第二回)─サンチンとナイハンチ」、好評連載の数々など、充実の内容でおくる1月号は12月13日(土)発売。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでお求め下さい。