“市井の人が挑む” 幻の技法の再現
空気投げ研究家 田島大義
「空気投げ」
講道館柔道の67本の投技のひとつで、かの三船久蔵十段が考案した技法。
道衣を持った手以外、相手に触れることなく、足も腰も払わずに投げ、「隅落」とも言われているが、三船十段を除き、体現者が少なく、半ば伝説の技となっている。
その「空気投げ」に特化し、そのメカニズムを分析し、体現・再現しようとしているのが、今回ご登場いただく田島大義氏だ。
おそらく日本でただ一人の「空気投げ研究家」である田島氏に、その研究のきっかけから、研究の方法、現在までの成果、そして今後について語ってもらった。