戦場の技法から生まれた「不敗」の交差法
小野派一刀流剣術・矢吹裕二
掲載号:2018年11月号
「円とは鋭い角の集合体」、故・笹森建美宗家の教えである。
名流・小野派一刀流の代名詞的な技法である「切落」。
相手の剣を「死太刀」とし、自らの剣を「活太刀」とする、その丸く柔らかい技に秘められた“不退転の覚悟”は、一刀流の名の如く、「一拍子」「一勝二負」と、「一(イチ)」の理合を生ずる。
この度、十八代宗家を継承された矢吹裕二師に、切落の剣理と哲学について紹介いただいた。
DVD『小野派一刀流 上巻』
DVD『小野派一刀流 下巻』