近代格闘術と古流武術の、濃厚すぎる接点を訊く!
ビクトル古賀、島津兼治、平直行、萩原幸之助
掲載号:2010年8月号
特集第1部では、旧ソ連(ロシア)の国技として近代に開発されたサンボを日本へ根付かせた先駆者である“サンボの帝王”ことビクトル古賀師範と、本誌編集顧問でもある古流武術・柳生心眼流の島津兼治師範との異色対談をお届けしたい。
近代格闘技サンボにおいて古賀師範が、競技の中で実践し、あるいはその中から育んだ数々の必勝テクニックと、島津師範が伝承する様々な古流柔術の技法との不可思議なリンク。両者の教えを受けた格闘家である平直行師と萩原幸之助師をも加えて、「必勝のための合理的な身体技法」に至るその接点を探る。