日本古武道振興会
日本各地で行われる演武会は、古流武術の幅広い世界を今に感じる最も身近な機会であろう。中でも年に一度行われる「日本古武道演武大会(日本古武道協会主催)」は、古武道界最大規模の演武会だ。今年は全国から35流派が、?ロックの殿堂?ならず、武の殿堂?日本武道館において演武を披露した。
本大会を取材した、本誌お馴染みのギリシャ人武道ライター・ミリアレシス氏に、時は戦国時代から江戸時代、明治まで、場所は北海道から琉球まで、扱われた範疇は柔術から得物術、徒手空拳まで、深遠で多様な古武術世界を一気に駆け巡った日本武道館での一日を、振り返っていただく。