月刊秘伝2021年4月号が3月13日(土)発売となります!
通巻400号を数える記念すべき本号の巻頭記事には、"ブラジルから来た義足の武道家"レアンドロ・ディアズ・ナポリタノ氏が登場。生まれつき右足に障害を持ちながら少年時代から武道を始めたナポリタノ氏 は、その後、合気道や弓道を、2015年の来日後には香取神道流も加え、様々な武道を学び続けています。 障害による諦めを持たないメンタリティーと日々の稽古の積み重ねによって、 その動きは、まさに武道家の鏡。障害と武道稽古について、 そして武道から受ける奥深き世界観や、母国と日本を文化的に繋ぐ思いについて語ってもらいました。
本号の特集は、大阪朝日新聞社にて、武田惣角、植芝盛平より 大東流の直伝を受けた中津平三郎と、この知られざる達人が四国の地に伝えた大東流合気柔術について大紹介!
中津の直弟子である千葉紹隆師範が北海道の武田時宗の下で修行研究し、 師の技法を再体系化した"四国の大東流"は、 関西系の流れを学ぶ門人たちからも評価され、 その後、時を経て、外国人合気道研究家たちによって その価値を〝発見〟されることとなります。そんな、時宗伝とも琢磨伝とも 一味異なる独自の風格をもった 中津平三郎伝「四国の大東流」の歴史、技法に大注目です!!
※特集特設ページはこちらから
4月号より待望の新連載「双伝! 初見神流─武神館武道の極意」も始まります。
武神館に継承されてきた古武道九流派の内、 初見良昭宗家より二流派(本體高木揚心流柔體術・義鑑流骨法術)の 家元を相伝した逆井則男師範。期せずして"新米宗家"となった逆井師範が自身の修行の軌跡を振り返るとともに、 全世界の全武道人に対して「武神館武道とは何か」をテーマに、その技術の基本から極意の解説、そして師匠との知られざるエピソードもとともに毎回多数紹介していく連載の行方から目が離せません!
特集、新連載の他にも注目記事が盛りだくさん!!
◎「八卦掌と『八母掌(老八掌)』」本来、門派固有の技術として知られた「寸勁」において、 指先から発する爆発力に定評のある梁派八卦掌を日本で伝える、日本八卦掌研究会の 賀川雅好師範に、あらゆる変化の源となる「八母掌」の構造とその技術を御紹介いただきました。
◎対談「石田泰史(遊武会)×奥田朋子(女子ボクシング世界王者)」武術操身法・遊武会を主宰する石田泰史師範の古武術指導を受けた女子プロボクサー・奥田朋子選手が、 昨年末、WBO女子世界スーパーフライ級王座を奪取しました。 近代格闘技の最高峰たるボクシングの舞台で実証された、最先端トレーニングにも引けを取らない、古の身体操法の有効性に迫ります。
◎「唐手と琉球舞踊─ガマクの奥義」 今回、琉球舞踊の教師であり、 金硬流唐手沖縄古武術も修める 江幡妙子師範に、「武術と舞踊」の身体技法における奥妙、 〝ガマク入れ〟についてお話を伺った。
◎緊急対談「実戦は後の先!」 喧嘩2000戦無敗と畏怖される興和警備保障社長・西村政志氏と、 バーリトゥード空手を標榜し、総合格闘技界に数多の名選手を輩出した 空手道禅道会・小沢隆首席師範が、実戦と武道の本質を語り尽くします!
その他、◎新隂流武學 精鍊會主宰・井澤秀雄師範が解説する「新隂流と深層心理─〝勝口を得る〟心の働き」◎今野敏師(少林流空手今野塾)×佐藤哲治師(剛琉館) 「探求! 沖縄空手の謎と魅力(後編)」、◎イップス研究家・谷口智哉氏による「イップスの克服 スモールステップで改善から更なる上達へ」なども、特別掲載!
また、「世界の古武道道場通信!」、高岡英夫師「歩きで鍛える"歩道"入門」、宮下宗三氏の「温故知新養生法」、小山隆秀師の「津軽の剣」、山田雄司先生の「忍の細道」、岡部武央師の「瞑想で強くなる」、大嶋良介師「セブ島のアーニス」など、連載陣も絶好調! 黒田鉄山師、日野晃師らお馴染みの師範たちの連載も当然必見です!
武道・武術の魅力満載の月刊秘伝2021年4月号は、3月13日(土)発売です。全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでぜひお求め下さい!