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いよいよ明日公開!映画『イップ・マン外伝 マスターZ』≪マックス・チャン/ユエン・ウーピン監督 オフィシャル・インタビュー≫


【主演:マックス・チャン/監督:ユエン・ウーピン】 オフィシャル・インタビュー


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『イップ・マン外伝 マスターZ』は、カンフー・アクションの巨匠」であるユエン・ウーピンの最新監督作。主人公、チョン・ティンチを演じるのは、人気・実力ともにアジアアクション界のトップに登りつめたマックス・チャンだ。長年の"師弟関係"にもある二人が、日本のファンに向けて香港でインタビューに応じた。

(2018年12月16日 香港にて実施/インタビュアー斉藤博昭)




◉マックス・チャン"人間ドラマや戦う敵との関係など多面的なストーリーが展開するのでティンチの性格や生き方を表現できたと思う"



HT1903_IMG_1541.jpg──2015年の『イップ・マン 継承』で演じたチョン・ティンチ役が今回、主人公になりましたね。



「チョン・ティンチというキャラクターが多くの人に愛されたからだと思う。その役で再び映画に呼ばれたことは、この上なく光栄だ。前回のティンチに比べて、今回は息子や友人との人間ドラマ、戦う敵との関係など多面的なストーリーが展開するので、ティンチの性格や生き方を表現できたと思うな」



──「戦う敵」として、国際的キャストが集まりました。彼らの印象を聞かせてください。あなたは『グリーン・デスティニー』で、その中の一人、ミシェル・ヨーのスタントダブルも務めています。


「トニー・ジャーとは2回目の共演なので、アクション場面でのおたがいの呼吸がわかっていた。だから遠慮なく自分の技で応酬できたよ。ミシェル・ヨーは久しぶりにカンフー・アクションに戻ってきてくれて感謝の気持ちしかない。現場での彼女は前向きで精力的だった。いちばん大変だったのは、デイヴ・バウティスタとの戦いで、肉体のサイズが違うし、何度も投げられてバーのカウンターやテーブルに激しくぶつけられたね」



──ユエン・ウーピン監督の現場ということで、何か特別なことは?


「これまでのウーピン監督との仕事で、僕の役割はメインではなかった。でも今回は最初から最後まで戦いの見せ場があって満足だ。自分の出番がなくても現場に立ち会い、ウーピン監督と一緒にアクションのアイデアを考え、研究を続けたりしたよ。ただ撮影中は主役としてプレッシャーも大きかった。完成したときの観客の反応が気になって仕方なかったんだ」



──あなたの子供時代のヒーローは?


「少年時代に『少林寺』を観て、ジェット・リーにあこがれた。でも別の映画を観ると、そのヒーローが好きになるなど目移りしていたのも事実だよ



ユエン・ウーピン監督  "チョン・ティンチには正義の面と屈折した面があるので、主人公のキャラクターにふさわしいんだ。"



HT1903_IMG_1593.jpg──チョン・ティンチが主人公の映画を作ることは、『イップ・マン 継承』の際に想定していたのですか?


「いや、そういうわけではない。『イップ・マン 継承』が完成して、みんなで観ていたときに、どこからともなく『チョン・ティンチでもう一本、映画ができるんじゃないか』という声が出た。詠春拳を捨てたティンチの運命は劇的にもなるし、彼には正義の面と屈折した面があるので、主人公のキャラクターにふさわしいんだ」



──マックス・チャンはあなたの下でキャリアを積んできました。他のアクションスターとの違いは何でしょう。


「『グリーン・デスティニー』でミシェル・ヨーやチャン・ツィイーのスタントを任せた頃から、マックスのアクションは美しく魅力的だった。その後、中国のTVドラマに出演していた時代も私は彼の活動を見守り、演技の成長を確認していたんだ。マックスには、ジャッキー・チェン、ジェット・リー、ドニー・イェンとも違う、アクションスターの個性がある。カンフーの動きは細かい部分まで超一流。しかも現代的で自分のスタイルがあるんだよ」



──チョン・ティンチには、さまざまな状況でアクションの見せ場があります。最も大変だったシーンは?


「高さ20メートルくらいの位置に取り付けた看板でのシーンだ。チョン・ティンチと敵が看板から看板へ跳び移るなど、本当に危険な動きがいっぱいあったね」



──イップ・マンは、あなたにとってどんな存在でしたか?


「子供時代は知らなかったが、20代になっていろいろな映画を観て、イップ・マンや詠春拳の思想を知った。香港の人にとって詠春拳のイメージは表面的なので、こうして映画で詠春拳の深い部分や、イップ・マンへの尊敬の念を伝えたいと思ってる」




HT1903_masterz.jpg『イップ・マン外伝 マスターZ』 

監督:ユエン・ウーピン/製作:レイモンド・ウォン、ドニー・イェン/アクション監督:ユエン・シュンイー/
脚本:エドモンド・ウォン、チャン・タイリー
出演:マックス・チャン/デイヴ・バウティスタ/トニー・ジャー/ミシェル・ヨー/シン・ユー
原題:Master Z : The Ip Man Legacy/2018年/香港・中国/カラー/シネスコ/広東語/108分/字幕翻訳:鈴木真理子 配給:ツイン
■公式HP:  www.ipman-masterz.com     © 2018 Mandarin Motion Pictures Limited All Rights Reserved

◎3月9日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー!

配給:ツイン 


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