月刊秘伝2026年5月号
■特集 整体の祖・野口晴哉
「枯れぬ身心の教え」
◎第1章 鈴木光彌(宗教法人阿吽阿教団 主管)
「野口晴哉物語」
◎第2章 河野智聖(武医藝 心道)×さえぐさ誠(互道/合気道)
「偉人が遺した武医同術」
◎第3章 日比祥友(野口整体指導室)
「野口整体の愉気と活元運動」
◎第4章 鈴木洋子(たんぽぽヨーガ主宰)
「和ヨーガに活きる整体の知恵」
◎第5章 藤田一照(曹洞宗僧侶)
「整体から学んだ禅の道」
剣道、空手、合気道、弓道...、どれにしても長年に亘って武道をやっている人は、なぜかそれらしく見える。なぜか? それは、「スッ」と背筋が伸びた姿勢に現れるからだろう。武道をやってない人と比べて、歳を重ねるとますますその佇まいに差が出てくるようだ。
いつも姿勢が良いということは、骨格の根本「背骨」が整っているということ。腰痛、肩こり、高血圧、頭痛、便秘などの不定愁訴を訴える人は、整体やカイロプラクティックで背骨を整えてもらうと改善するケースがあるが、武道家は常に自分自身で自然と背骨を整えている訳である。
近い将来、人生100年の時代が訪れるといわれるが、健康で長生きしてこそ、周りの人の手を借りず人生を謳歌できる。あらゆる武道が最重要事項として伝えてきた「整った姿勢」。武道指導者で元看護師、現在はデイサービス運営者として多くの高齢者と関わってきた著者だからこそ、今広く一般の人にもそれを伝えたいと強く望んでいることが伺える。
武道は個々の技より何より、まず姿勢。健康維持の方法として書かれているが、実は武道の核心に迫る一冊である。