殆どの対戦相手を牽制の一撃のみで倒したことから二の打ち要らずと謳われた八極拳・李書文(1864生-1934没)。その李書文の関門弟子(最後の正式な弟子)・劉雲樵に入門、八極拳、劈掛掌、六合螳螂拳、八卦掌を学び、世界中で指導を行った武術家が
蘇昱彰老師(台湾 1940生-2019没)です。
蘇老師は、武術国際大会の台湾代表メンバーとして活躍した経歴を持ち、指導者としては、門人をムエタイ世界チャンプの座につかせるなど、実力・指導力ともに一流の武術家。中国武術漫画『拳児』(小学館)の登場人物・蘇崑崙のモデルとしても有名で、
數﨑信重先生は、その孫弟子にあたります。
今回のDVDでは、その數﨑先生が受け継いだ「李書文晩年の稽古システム」を丁寧に紹介。内家拳の代名詞的な身体づかいである震脚の意味と練功(訓練)法がよく分かる
【熊歩・動功】、八極拳の代表的な技法(練功法)・鉄山靠(貼山靠)など、李氏八極拳の威力と風格を身につけていくための練功システムを分かりやすく収録しています。
さらに各種練功の後は、そこで身につけた力を武術の動きに落とし込むための套路(型)・【小八極拳】、八極拳の打撃(寸勁)を有効に使うための套路・【六大開拳】を紹介。それぞれの套路では用法(対人技術)も解説、六大開拳では、実戦のための変化の工夫も提示しています。以上のように
本DVDは【最強拳士が残した稽古法】を学びやすく濃縮した内容となっています。
DVD◎
【蘇昱彰伝 李書文の八極拳】
指導監修◎
數﨑信重(武学MAS指導員)
紹介動画◎
【蘇昱彰伝 李書文の八極拳】
指導動画◎李書文の練功法
【熊歩…動功(震脚)】