月刊秘伝2025年4月号
■特集 “一撃粉砕”を実現する、鋼の拳足獲得への想い
人体の武器化とその必然
試割る鍛錬
◎第1章 岡崎寛人 (極真館)
「試し割り」の中に空手の原点を見る!
◎第2章 空手道尚武会
“試割りの達人”藤本貞治が示した鍛錬の精華
◎第3章 朴禎賢 (テコンドー・ファラン朴武館)
テコンドー 技の威力への矜持
◎第4章 上地流空手道振興会修武館
「試割り」は攻撃のみならず 上地流空手“キタエの矜持”
……
「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」と謳われた不世出の柔道家・木村政彦は、昭和16(1941)年拓殖大学卒業(第37期生)。在学時、全日本柔道選手権大会三年連続制覇、天覧試合優勝。拓殖大学柔道部の黄金期を創出した。卒業後は専門部武徳科助手となったが入隊のため辞職。戦後は、昭和36(1961)年に柔道部師範として母校に復帰。昭和52(1977)年には政経学部教授となり、20年以上にわたり柔道の指導にあたった。
学生として教員として木村政彦が深く関わった拓殖大学では、生誕100年を記念して、ここにシンポジウムを開催し、その生涯と木村柔道の真髄を明らかにする。