月刊秘伝2024年12月号
■特集 力を0化する!!
武術が到達した“柔の極致”
化勁
序章『化勁とは何か』
第1章『化勁の実戦用法』 宮平保(天行健中国武術館)
第2章『合気と化勁を繋ぐ術技』 高瀬道雄×臼井真琴×有満庄司
第3章『推手で磨く化勁の理』 日本武術太極拳連盟
第4章『化勁を錬る一人稽古』 遠藤靖彦(太我会)
■巻頭グラビア
中達也「形稽古の極意指南!」
佐久間錦二「新始動! 佐川合気実験室」
ベンジャミン ……
兵法タイ捨流の十五代宗家を、兵法タイ捨流龍泉館(熊本県八代市本部)の上原エリ子師範が襲名した。400年を超える歴史の中で初の女性宗家となる。8月1日(土)人吉市の国宝青井阿蘇神社境内において、襲名式が執り行われた。
上原は、十三代宗家 故・山北竹任の孫にあたり、幼少のころから祖父より直接の指導を受ける。祖父の他界後は、球磨郡錦町・八代市を中心に龍泉館館長山本隆博師範の指導を受けながら、門下約70名と共に修練や活動を続けていたが、十四代宗家の体調不良により、継承する運びとなった。
襲名式は、午前10時開式。山本館長から宗家に代々伝わるカシの木剣を受け取り、「一意専心の心を忘れず、誠心誠意精進します。」と挨拶した。その後、雲弘流 井上弘道十九代宗家、柳生心眼流體術・柳生新陰流兵法 梶塚靖司十一世宗家が演武を奉納。続いて、兵法タイ捨流の演武を関係者や観光客の見守る中、披露した。