月刊秘伝2025年4月号
■特集 “一撃粉砕”を実現する、鋼の拳足獲得への想い
人体の武器化とその必然
試割る鍛錬
◎第1章 岡崎寛人 (極真館)
「試し割り」の中に空手の原点を見る!
◎第2章 空手道尚武会
“試割りの達人”藤本貞治が示した鍛錬の精華
◎第3章 朴禎賢 (テコンドー・ファラン朴武館)
テコンドー 技の威力への矜持
◎第4章 上地流空手道振興会修武館
「試割り」は攻撃のみならず 上地流空手“キタエの矜持”
……
今まで普通にできていた動作が、ある日突然できなくなる─。ゴルフのパット時に震える、弓道で矢を離せなくなってしまう(遅気=もたれ)、などがイップスの典型例である。
さらに、声優が最初の言葉を出せなくなったり、外科医がメスを持つと震えたりと、昨今はスポーツの世界だけではなく、あらゆる分野で増えているという。
これまで、イップスの克服は非常に困難だとされてきた。しかし、いち早くイップスの克服法を研究し、7000例以上の実績をもつ著者は、驚異の改善率を上げている。
それは、各分野の専門技術以前の「心」にアプローチしているからである。カウンセリングによって、クライアントの性格や人間関係の問題を知ることが大きなポイントだった。
本書では、本人が気づけない潜在意識をケアして元の状態よりも強くなる方法と、様々な具体例を惜しみなく公開している。