月刊秘伝2025年4月号
■特集 “一撃粉砕”を実現する、鋼の拳足獲得への想い
人体の武器化とその必然
試割る鍛錬
◎第1章 岡崎寛人 (極真館)
「試し割り」の中に空手の原点を見る!
◎第2章 空手道尚武会
“試割りの達人”藤本貞治が示した鍛錬の精華
◎第3章 朴禎賢 (テコンドー・ファラン朴武館)
テコンドー 技の威力への矜持
◎第4章 上地流空手道振興会修武館
「試割り」は攻撃のみならず 上地流空手“キタエの矜持”
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月刊秘伝3月号が、2月14日(火)に発売となります。巻頭対談には、昨年7月に放映されたNHKドキュメンタリーでも共演し、大反響を呼んだ〝いま〟忍者と〝いま〟くノ一が登場! 世界中から圧倒的な支持を得ている稀代の忍者、武神館 初見良昭宗家と、2歳の頃より修行を始め、初見宗家の孫同然にその薫陶を受けてきた、若き女忍者 大栗彩加師範が、現代を生き抜く「虚実一体の武道」を語ります!! 二人の現代忍者が語る「0(ゼロ)になる虚実一体の武道」とは!? 大注目の対談です。
本号の特集は、ズバリ「ALL about 丹田。」です。本誌読者の皆様なら「丹田」はよく耳にする言葉だと思いますが、『その「姿」「意味・効果」「感覚」が掴めない』という人も多いのではないでしょうか。丹田とは身体の中に物理的に見られるものではありませんが、にもかかわらず、多くの探求者がその存在を実感し、"心技体"にわたって奇跡的な生まれ変わりを遂げてきているのもまた事実です。本特集では、いわば〝虚にして実〟な人体のミラクルポイント、心身の「中心(コア)」との出会い方を紐解きます!
特集Part1では、合気道や中国武術の世界から様々な心身行法に至るまで造詣の深い、煉丹修道両儀堂の清水豊師範に「丹田とは何か?」について解説いただきました。Part2では、超人・肥田春充が体得した正中心について、富田高久師範(肥田式強健術研究会)の導きのもと、肥田式強健術を"型"という観点から考察します。Part3では、深井信悟師範(快風院)が、中国武術と日本剣術という"武術の極意"から構築した「丹田"強化法"」をご紹介! Part4では、日本で唯一の「アートマイム(ポーランドで生まれた身体表現)」指導者として活躍する、気鋭の身体表現者JIDAI氏が提唱する新メソッド「原始歩き」と、その"横軸"から浮かび上がる丹田の姿にご注目下さい。そして特集最後は、本誌連載でもお馴染み身体論者の藤本靖氏に、「ボディワークと解剖学の視点からみた〝丹田感覚〟」について話を伺いました! 本特集で読者の皆様に「丹田」についての新たな方向性を感じていただけましたら幸いです。本号より大注目の新連載が2本同時スタートとなります。1本目は、八光流柔術豊和会 広沢成山師範による「入門"脱力体"獲得マニュアル」。世間一般にまで広く定着した「脱力」をキーワードに、「はたして、正しい"脱力"とは、本当の"脱力体"とは、いかなるものなのだろうか」その本当の意味と獲得法を、"肩の力を抜いて、楽しみながら"紹介していきます!
2本目は、日本少林拳同盟会 川口賢師範による「古伝少林拳に学ぶウーシュウ・ボディ・メイキング」。中国武術の総本山 嵩山少林寺に伝わる古伝少林拳の基本功に秘められた武術身体改造法を全6回で紹介します!
その他、特別企画も盛り沢山! 刀剣界一大イベント「大刀剣市」を2年続けて本誌取材敢行! 前号の巻頭対談にもご登場いただいたバートン・リチャードソン師範(JKDアンリミテッド)が「立技、組技、寝技」と全局面を見据えた「武術の戦術&戦略」を紹介した講習会のレポート。 古伝体術 心水会・中野由哲師範による「形稽古で気づく武術の根理」のご紹介。沖縄の地より来たる武人 古謝雅人師範による「滄州劈掛拳」講習会レポート。本体組技研究会・駒井雅和師範による「台湾"摔跤"修行紀行」&「中華武術摔跤協会・常達偉老師特別インタビュー」。類家俊明氏による「忙しいあなたのためのラージャヨガ活用術」など、好評連載と合わせて、本号も大満足の内容です!! 全国の書店、ネット書店、秘伝ウェブショップなどでぜひお手に取ってみて下さい。