約束稽古の反復で動きや技を自得していくことが主流の
合気道・大東流合気柔術の練習。道場でのそのような雰囲気から日々感じる
疑問や技のコツは
中々聞きにくいもの。
そこで
様々なあるあるの疑問への答えを本眞正伝合気柔術・岡本会代表・
岡本眞先生がこの
DVDで
丁寧に解説。
例えば
「合気道では なぜ手首を握らせるのか?」。 これは、相手の人差し指の
中手骨を
攻める感覚と身体操作を身につけるため。中手骨とは手のひらにある骨のことで、この部分を捉えられると、人体の特性上、
相手の全体をコントロールできます。
そして、この感覚と身体操作を掴めたら、握られてからではなく、
掴みにきた相手の手に瞬時に働きかけることに発展できます。
また、相手に瞬時に働きかけるには、
二の腕の筋肉(上腕二頭筋/三頭筋)や
前腕の筋肉(小手の屈筋/伸筋)は使わずに、
烏口腕筋(烏口突起~上腕骨内側に付く短い筋肉)を使うことも大きなポイント。ここを使うことで、
力みを相手に伝えずに、自分の腕を動かしていけます。
さらに、骨格や筋肉だけではなく、
防御反射という生理作用からも合気を解説。防御反射とは、危害を加えられた時に起こる反射のことで、
警戒・逃走・反撃・凝固があります。そして、
筋肉の力は攻撃とみなされ、
反撃(または逃走)という反射を起こされます。
一方、押しつけるような力は使わずに、
武術の身体操作のひとつ・龍の口(新陰流の手の内)で軽く接すると、相手からは
凝固(合気に繋がる)の反射を引き出せます。
以上のように、抽象的な感覚とは異なる岡本先生の
具体的な理論は
流派・門派を問わずに多くの武術愛好家にも学びやすい
合気の術の解答となっています。
DVD◎岡本眞師範
【合気のなぜ?】
指導監修◎
岡本眞 おかもと まこと
紹介動画◎岡本眞師範
【合気のなぜ?】
指導動画◎
【繋げる技術の仕組み】