暑さ強まる時期となった七月二十三日(日)、東京武道館(東京都足立区)にて第八回日本抜刀道連盟東京大会が、当連盟の関東地区支部を中心に、他県からの参加支部を含め十四支部で参加選手七十名により盛大に開催された。
大会会長の境泰雅先生(範士八段)より、この度当連盟は、日本ワールドゲームズ協会、加盟団体(支援会員)に入会した報告と挨拶で始まり、続いて審判長の柴田輝久先生(錬士七段)から注意事項があった。
模範演武では、小林克己(錬士六段)の露払いに続き、連盟組太刀では打太刀・成田英右、仕太刀・藤田僚による堂々とした演武が行われた。また初の試みとして、柴田輝久、猪膝武士、庄司一憲の三剣士による一糸乱れぬ団体演武が行われた。
競技では連盟の「制定刀法形の部」から始まり、二人一組によるトーナメント方式で、三名の審判判定により勝者が決まり、指定技1本で競い合った。午後からは「実技の部」が始まり、一枚の古畳表を巻いた仮標を指定技で斬る競技となった。形の正確さだけではなく、斬る位置、斬る角度、さらには所作までを判定する見ごたえのある試合となった。 優勝者は形の部「初段以下」原良輔、「二・三段」中村智、「四・五段」増田幸弘、「六・七段」柴田輝久。実技の部「初段以下」マルティネス・エステヴァン、「二・三段」長谷川勇一郎、「四・五段」横山慎平、「六・七段」柴田輝久。団体戦優勝は英明会Aチームでした。
十月二十九日(日)は、当連盟の全国大会が開かれ、優勝者には殊勲賞文部科学大臣が授与され る。
文◎一般財団法人日本抜刀道連盟広報部 小林克己