二打不要(相手を一撃で倒すので、二打目はいらない)と畏怖された李書文の武術として有名な八極拳。その源流が猛村(河北省滄洲)の呉鐘に始まるといわれる呉氏開門八極拳です。
開門拳社・服部哲也先生は、呉氏第七世掌門人・呉連枝老師の外国人初の正式(拝師)弟子。‘86年の呉老師初来日時より師事し、呉氏を学んできた先生です。
本DVDは、服部先生が呉老師から直接学んだ小架一路の対人技術を豊富に収録したDVD。套路をどのように使うのかがよく分かる内容となっています。
例えば【推窓~朝陽手の用法例】。套路では、歩みながら後ろの掌を下に突き出し、すかさず顔前で前手を鋭く回し開く動きとなります。
これが対人技術(用法)となると、掌は下腹部への打撃、回し開いた前手の甲は顔面への打撃といった、上下のコンビネーションとなります。
このような各動作の用法例は、套路練習にも、もちろん役立つ視点。清代より軍隊・要人護衛に採用されてきた八極拳の最重要套路・小架一路の理解が大いに深まるDVDです。
DVD◎服部哲也【八極拳の用法と変化】
指導監修◎服部哲也 はっとり てつや
紹介動画◎【八極拳の用法と変化】最重要套路の使い方
指導動画◎八極拳【推窓~朝陽手の用法例】最重要套路の使い方