警察逮捕術、自衛隊徒手格闘術のベースともなった“元祖・総合格闘武道”日本拳法。
突き・蹴り、投げ技、関節技等、多彩な武技を防具着装の乱取り稽古で自由に試せる、安全性と実践性を両立させた独創的な稽古体系を有している。
試合イメージ(2021東日本大学選手権 写真提供:日本拳法連盟)
日本拳法は昭和7年に澤山宗海宗家によって関西で創始され、現在では全国、ならびに全世界へ普及。90年を超える歴史を持つ“純国産”の総合格闘武道である。その競技大会ではこれまでにも数々の名勝負が繰り広げられ、名選手たちが輩出されてきたが、来る6月16日(日)10時〜、墨田区総合体育館にて「日本拳法東日本総合個人選手権大会」が下記の通り、開催される。
大会名:日本拳法東日本総合個人選手権大会
日時:2024年6月16日(日) 10:00開会予定
会場:墨田区総合体育館 2F 武道場(東京都墨田区錦糸町4-15-1 錦糸公園内)TEL 03-3623-7273
競技:日本拳法東日本男子個人選手権(段の部、級の部)
日本拳法東日本女子個人選手権
日本拳法東日本高等学校個人選手権
日本拳法東日本少年個人選手権(学年別男女別)
主催:日本拳法東日本総合個人選手権大会実行委員会 http://www.nipponkempo.jp/scdl/2024/hgs_kojin_sogo/
現在の日本拳法の試合は3本勝負法(2本先取)で勝敗が決せられる。1本と認定されるには、
・防具着装部(面・胴)に形にのっとった強烈な突き・蹴りが決まった場合
・相手の身体を組み敷いて,形どおりの空突き・空蹴りを決めた時
・逆技を決め,審判が認めるか,相手が参ったの意志表示をしたとき
・相手の体を自分の肩の高さ以上に持ち上げた時
・相手が故意に場外に逃げだした時
上記の通りだが、実戦の拳法を磨くための技法が激しく交わされる試合は必見である。
ぜひ会場に足を運んで、生の“日拳”を目にされてはいかがだろうか。