武道武術の達人たちは、体の使い方だけではなく
意識をどう使うかを研究してきました。そして、この意識の使い方は
技に直結するものであり、単なる精神論ではありません。(合氣道無元塾代表
白石太志先生)
白石先生は
相手が引き寄せられるように崩れる技の紹介動画で注目を集める合気道指導者。その探求の過程で
成田新十郎先生(※)に師事し
中心帰納という
意識の使い方(心法)を学びました。
中心帰納とは「
対象から出ている意識を認識」して同時に「
自分の中心を感じる」という
意識の在り方のこと。違う言い方をすると
常にエゴを出さずに自分の中心を整えるという心法です。
取り掛かりは
お腹と背中の中心を感じて
一番のリラックスを思い浮かべ、緊張状態(相手に持たれるなど)になった時に、
この感覚に切り替えること。
すると
こちらの傲慢さ(相手の尊厳を脅かすもの)に対する
相手からの抵抗が止み、その結果
相手から変化してくれます。
これが、
相手が引き寄せられる技の原理なのですが、中心機能の技は、密着しての崩し技だけではなく
離れた距離での打撃技でも使えます。
何故なら合気道の技は、お互いが離れた距離からの攻防(
剣の動き)をベースにしているからです。
以上のように意識のテクニックから合気にアプローチした
本DVDは、既存の身体操作法とは一味違う、
ユニークなDVDとなっています。
※…元光輪洞合氣道総師範。光輪洞合気道は平井稔創始の大日本武徳会で制定された総合武術。
DVD◎
成田新十郎伝 無元塾【意識で合気をつかう】
指導監修◎
白石太志 しらいし ふとし
紹介動画◎
成田新十郎伝 無元塾【意識で合気をつかう】
指導動画◎引き寄せ合気の秘訣
【中心と重心の重ね合わせ方】